汚部屋は「動物の巣」なんだそうです
なかなか面白い記事と出逢いました。
「片付いていない環境」とは、人間として適切な場所ではなく動物の「巣」のようなもので、居心地はいいけれど能率は上がらず、解像度が低い世界。
結果として、精神状態が「雑」になり、投げやりになったり自己嫌悪や不安に陥る。
なかなか言い得ていると思うのです。
片付けの現場では「確かに汚いけど、私たち家族は不便を感じていない!だから片付けなんかしなくていい!」と言い張る人が多いです。
綺麗さの感覚がバグっているということだと思っていたのですが、汚部屋が「巣」であり、そこに居ることの方が(本能レベルで)楽だというのは、頷ける感覚でした。
ただし、そこは「人間の世界」ではない。だからクリエイティブで規則正しい生活はできない、と。
試験前や仕事が切羽詰まっている時に限って掃除がしたくなる人、いませんか? あれももしかしたら、心が均衡を失っていることを察知して、自分なりに帳尻を合わせようとして起こる現象なのかもしれませんね。
ちなみに、この話の中に面白い一説が出てきます。
何を当たり前のことを、と思うかもしれませんが、意外とみなさん「捨てちゃダメ!」「捨てることは悪!」という意識で生きてるんですよね。
片付けでお伺いしているにもかかわらず「これは捨てません」「貰いもので大事にしてるんです」と仰るわけです。
何とかしなきゃダメだとは思いつつ、まだ「捨てる」モードになれていない。そう言う人は(この文章中にもあるように)自分でサイドブレーキを掛けつつアクセル踏んでる状態なんですね。
で、スイッチの入った人の片付け方は本当にすさまじいです。
見ててこちらがブレーキを掛けないといけないほどに、「あれもこれも」捨て始めるのです。(「片付けハイ」状態になってるのは、それはそれで危険なのでこちらからもコントロールさせてもらってますよ!)
何はともあれ、片付けって奥が深い。
巣から旅立って人間らしい生活をできるかどうか。
その第一歩が片付け、なんですね…。
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