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自分追い込み系でうつ病状態になってしまった教員がなぜ自己肯定感を取り戻せたのか?(第6話)

さらなる変化を求めて

脳科学や潜在意識などの理解を深めようと、google検索などをしているとある心理カウンセラーのyoutube動画を見たときに、自分が前からなんとなく思っていたことを言語化して伝えてくれている動画を見つけた。その内容は「やる気や自信はなくてよい」というものだった。

「やる気」とかそもそも何だかあまりわからなことを「ある」とか「ない」とか言っていることが少し不思議に思うことが時々あった。また、第二言語習得のモチベーション研究で有名な方が書いた本に「モチベーションという分野は雑多な考えの寄せ集めである」というような趣旨のことが書いてあったような記憶があったりして、要するに何だか明確では概念なのかなという印象があった。

このような考え方は一般的にはあまり受け入れられない考え方であるような気もしていたので基本的には人に言ったりすることがなく、自分で何となく思っている程度だったが、それと似たようなことを言っている動画を見つけたのはうれしかった。

それがきっかけでその人の他の無料動画や有料の動画講座などを見ていく中で、心理カウンセラー養成講座の案内があった。

その案内の中で、カウンセラーにとって重要なことは「自己一致」であるという話があった。

「自己一致」とは自分が自分であることであり、自己一致に沿った生き方を自分自身がすることが必要という内容だった。

このことはまさに今の自分が目指すべき姿なのではと思った。

そもそも自分がわかっているようでわかっていないし、これまであまり自分自身に対してしっかり深く考えるということをしてこなかったような気がした。

前にも書いたように、「自分は人よりも劣っているのだから自分ができないことを少しでもできるようにしないといけない」という価値観を基に、周りと比較したり、うまくできなかった経験から次のやるべきこと・取り組むべきことをやる、というサイクルを繰り返してきた。

このようなサイクルは、周りや自分より優れている人を見てもっと頑張る必要があるという外側を見たうえで自分を振り返るという形になっていたように思う。

つまり、外側、周りにいる人、外の世界を見てから自分をみてみるというサイクルだった。

今思えば、周りを意識しすぎて、自分に自信がなかったこともあり、自分のことは直視できずにいたのかもしれない。

「自己一致」を目指すことで自分自身をもう一度しっかり見つめ直したいという気持ちが非常に強くなった。

また、自分は中学生の時に不登校になってしまい、その時にしばらく心療内科に通っていた。その経験から心理学やカウンセラーに興味を持った時期もあり、高校の時には心理学部に行くことも考えたこともあったのを思い出した。

「どうせだったら以前に興味のあったことも追求してみたい」、という気持ちも湧いてきた。それだったら時間もかなりとられるし、お金もかかるけれどやってみようと思い、受講することに決めた。

社会人になってから10年以上経ち、かなり遅くなってしまったけれど徹底的に自分と向き合ってみようと思った。

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