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50年以上前から持つ母の赤いヘアブラシの話

引き寄せたエピソード Vol.1

タイトルはなにかのホラーのようですが、ある意味奇跡のホラーかもしれません。

最後までお楽しみください。

小さい頃、母にいつも髪を結んでもらってました。

そのときに使っていたヘアブラシが、とても気持ちよくて、いつも頭皮をちょうど良い案配で掻いてくれます。

その強さが本当に素晴らしい。

結婚し、別々に暮らすようになり娘も生まれ、そのヘアブラシのことをすっかり忘れていました。

私は髪をとかすことをわすれ、日常の忙しさに追われていました。起きたら、顔を洗って髪を手で結び、朝食の準備をし、娘を通学させ、旦那を出勤、自分は最後に会社に行く、という生活でした。

しばらくする娘が髪を伸ばすようになり今度は私が髪を結んであげる番になりました。

私は100円で売ってるヘアブラシを買ってきてしばらく娘の髪の毛を結んでいました。

しかし、柔らかすぎる娘の髪の毛が寝ているとすぐ毛玉のようになり、とかすとブラシの部分がパーツになってるため、強くとかすとその毛の部分が取れてしまい、何本も壊すようになりました。

そのときにハッと思い出したのが母のヘアブラシです。

母のヘアブラシは本体から毛が生えるタイプなので壊れることがないのです。

母はいつどこで買ったかも忘れた何十年もまえに買ってどこに売ってたか知らないと言います。

私は宇宙にお願いしました。

「母と全く同じヘアブラシがほしいからお願いします。百円のヘアブラシは壊れるんです。私の目の前に全く同じヘアブラシください。」

紙にも書きました。

私はいつも自分がほしいものや、叶ってほしいことを自分の手帳に書きます。

母のヘアブラシかわ欲しすぎて、しばらく近所のイオンやドラッグストア、ソニプラなんかを探しましたがピンと来るものはありません。

そしてそのうち願ったことをすっかり忘れていました。

ある日ひょんなことからいつも行かない隣の駅にあるイオンに行って洗濯洗剤を探すなどの買い物をしていたら、ふとヘアブラシコーナーがあり、いいのないかなーと思ったら、嘘みたいな話ですが、そこに母が使ってたものと全く同じ形の色ちがいの青いブラシがありました。

「嘘でしょ?」

と思いました。

何十年も前に母がどこで買ったかもわからないヘアブラシと同じものが見つかるなんて!

というわけで即購入。

宇宙のちから?偶然?

偶然とは思えません

偶然は本当に必然なの?

頭わかってても自分の生活のなかに実際に現れると本当に驚きます。

お気に入りのブラシがあると気持ちが良いです。しかも自分が小さい頃から気に入ってた母の赤いブラシ。さらには宇宙がくれたヘアブラシ。

私のは青ですが、そこはよしとします。

娘は赤より青が好きなので気を利かせてくれたのかもしれません。

そんな私のびっくりエピソード。

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