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独立記念日 12日目

今日は個人的な気持ちを連ねていこうかと思う。でも、わたしの感情や主観なのでそれは違うと言いたい人もいるだろうが、どうぞそっとしておいて欲しい。

そんな前置きをして話を始めるとしよう。


わたしには下品な話も、恋愛話も気楽に話せる先輩がいる。しかし、いつもその先輩とどうも根本的に違うと考える部分がある。「若さ」「美しさ」の感覚の違いだ。先輩は年齢が若ければ若いほど良い、肌が綺麗でシワがないものを美しいと考えている。でも、わたしにはそれはどうもしっくりとこない。もちろん、高校生や大学生たちの青春真っ盛りのあの怖いもの知らずの無鉄砲な楽しさにある若さにはもう戻れないし、眩しく見える。でも、その過程を経てえた知見や経験を持った大人の女性も美しくも思う。

わたしはゲーテの格言集を好んで読んでいるが、感銘を受けた言葉が

「愛する人の欠点を愛することのできないものは、真に愛していると言えない」

と言う言葉だ。この言葉はわたしの心奥底に知った当時から置いてある言葉だ。

欠点、にはならないが人は皆老いる。皺も出てくるし、染みも出るだろう。胸の弾力もなくなって垂れてくるし、肌は弛んでくる。それでも、その人の紡ぐ言葉や気品、経験は老いることはない、その人の中で風化することなくあり続けるものなのだ。わたしはそれを美しいと感じる。見た目の美しさも大切だ。でも、いつか花も枯れる。その枯れた花も美しいと思われるような人生でありたい。

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