ゆとり世代が受ける苦しみ

私はゆとり世代だ。
小学校の頃にゆとり教育が始まり、学習内容の削減・土曜隔週休日→完全週休二日へ変わった。

ゆとり世代は、1987年生まれ〜2004年生まれと定義づけられており、
ゆとり(大卒)が社会に出始めてから、14年経つ。

10年以上前から、ゆとり世代に対するバッシングがなされてきた。
ストレス耐性が低い、競争意識が低い、仕事で指示待ちが多い……など挙げられる。

正直、こうしたバッシングの内容に関しては、
世代関係なく当てはまる人には当てはまるし、
当てはまらない人には当てはまらない。
けれども、世代というだけで一括りにされて、「君はゆとり世代だから、〇〇」と評価されがちだ。

私も新入社員のときに、同じようなバッシングを受けた。
好きでゆとり教育を受けたわけでは無いのに、色々言われなければならない状況に、非常に腹が立った。

なぜここまでバッシングされるのかと考えてみた。
理由として、ゆとり世代は、他の世代と比べて学校や勉強が楽だからだ。
多くの人間は、学校や勉強が好きではない。
楽をしているゆとり世代を見ると、腹が立つのではないか。

「自分たちは沢山嫌いな物事を経験させられてきたのに、ゆとり世代は……」と。 
つまり、楽すると叩かれる傾向にあるのだ。
ゆとり世代は、学校や勉強で楽できた分、馬鹿にされる苦しみを味わねばならない。

国の政策によって、ゆとり教育を受けざる負えなかった私たち。
教育を受ける期間は、12年(小学校〜高校)だが
教育を受けた事実は、一生残る。

ゆとり教育のせいで、一生、上の世代からも、下の世代からも馬鹿にされるリスクを抱えている。


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