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絵画という原作を知らないエロ同人

これを読んだ。

ヌードを主軸においた西洋美術の解説書である。世の中というものは権威に弱く、アニメ絵だと批判されるような露出具合でも、美術ならば許される風潮がある。こういうのはブログネタとして使えるので、ちょっと読んでおこうかと思ったのだ。ただ、人は権威に弱くても、AIは忖度しないのでなかなか難しいが。

こうやって解説を読んでいると、これまで何気なく目にしていた表現にも、いろいろと意味が付与されいてることが分かる。例えば本しゃぶりでも繰り返し使った『ガブリエル・デストレとその妹』がある。

Unknown authorUnknown author (School of Fontainebleau), Public domain, via Wikimedia Commons

この絵画はフランス王アンリ4世の長男をガブリエルが懐妊したこと示しているらしい。アンリ4世には正妻がいたが、子宝には恵まれなかった。王は愛妾であるガブリエルを熱愛し、ついに王の子が誕生するというわけだ。

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