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イーロン・マスクを読み終えたわけだが

今読むべき本を読み終えた。

これまでの感想文。

これまでの感想文に書いた通り、イーロン・マスクは尊敬すべき点もあれば、クソみたいな点もある。一人の人間に良い点と悪い点が備わっているのはよくあることだが、マスクの場合は振り切っているので、良くも悪くも影響が大きい。しかも今となっては地球上でもトップクラスに力を持っているのだから余計に。

全体を通して思うのは、ある分野で天才的結果を出しているからといって、別の分野でも正しい選択を取れるというわけではないことだ。マスクがTwitterを買収した当初は、矢継ぎ早に打つ施策について肯定的に捉える人もそれなりにいた印象がある。「あのマスクが指示を出したのだから、深い考えがあるのだし、良い結果となるはずだ」と。

本書を読めばそんなのは幻想だと分かる。確かにマスクはちゃんと計算して指示を出すこともあるけれど、その一方で衝動的に行動してしまうことも多い。それこそ前の感想文で書いた通り、危機対応をしたくて自ら危機を招くこともある。マスクに限った話ではないが、ハロー効果には気をつけるべきだ。

どうしても現在のXに対する不満から、俺はマスクを否定的に捉えてしまいがちだ。しかし、それで「マスクは馬鹿だ」と言ったところで、俺にとって何の得もない。それよりもマスクの良い点を見習い、今後の選択に反映させたほうが俺の人生にプラスになるはずだ。では何を見習うべきか。

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