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Kolokol - The Circus is Coming を弾いてみた話

今回は演奏してみたアフタートークの前に、Kolokol を知ったエピソードを綴りたいと思う。noteではこういった背景を自分のペースで言葉に出来るのが良い。



きっかけ

アルベルト・オブ・ジョイトイ さんは同人音楽界隈で知り合った友人で、当時スタジオメイプルに所属していた MAPLEZGINGANEKO 目当てで遠征していた頃、広島へ行くたび宮島や大和ミュージアムへフェリーに乗って一緒に観光してくれた心優しき男だ。そんなアルさんとは「音が良いアイドル」の情報交換をしていて、2018年頃オススメされたのが Kolokol だった。


PassCodeと同じ事務所 からのデビューということで、今田夢菜のヲタクとしてはチェックしない理由なんてなかったが、お披露目となった「スコール」初見では難解そうな印象だったため、しっかり視聴するのを後回しにしてしまった… そんな苦い思い出がある。


アルさんに勧められた頃はちょうど「bookmark」のMVが配信されたタイミングだった。アンティーク感漂う雰囲気がとても好みで、この曲を聴いてちゃんと Kolokol を知ることができたのを覚えている。その流れで自然と他の音源も聴くようになり、1stシングル「Doodle」に収録された「The Circus is Coming」は一番のお気に入り曲となった。


当時はこの曲をコピーして弾くとか考えていなかったが、最近 Moises を利用した耳コピ→採譜のムーブ が楽しくなってきたことと、Aメロに難しいフレーズはあるものの… 練習して克服すればいけるかも!と楽観的に考えて、動画投稿までのプロセスに取り掛かかった。


採譜

OTOTOY で購入したロスレス音源を Moises で分離して耳コピ。
それを TuxGuitar へ打ち込んでTAB譜にする。いつものムーブ

年明けから数曲この作業を続けたこともあってか、わりとすんなり採譜できた気がする。ベース練習をサボっていた時との違いは一拍目の音をサッと見つけられるところと、その後のフレーズが自然とイメージ出来るところだろうか… なんて生意気なことを言ってみる。

ちなみに演奏動画で流れる音は Moises でベースレス音源を作り、それに自分の演奏をミックスしたものだ。こうするとベースがクリアに聴こえる。

今回のTAB譜は自信アリな出来だけど、正解は コンポーザーの西羅和貴さん のみぞ知るので、軽率に「完コピ」とか言うのは控えようと思う。


鬼のAメロ

特に28小節目が鬼門

Aメロは細かい休符が入りつつ毎回パターンが変わる。自分みたいなピック弾きパワープレイで押し切ってきた(逃げてきた)ベース奴はこういったフレーズが苦手だったりするけど、やっぱり難しかった… このパートの録音だけで数十テイクはいったと思う。


演出

お試し無料期間で素材をゲットした

前回の演奏動画から小ネタ…と言うか演出を入れるようにしてみた。今回はライブ映像から(勝手に)拝借したロングバージョンのイントロへ「俺がMV監督だったら、こーゆー映像を入れたい!」的なニュアンスで選んだ Adobe Stock の動画素材を差し込んでみた。曲の雰囲気に合わせてサーカスっぽさを演出できたので個人的に気に入っている。あと最後の扉が閉まる音に合わせてエンドカードのようなモノも入れてみた。サムネとそれは Adobe Express で制作。

ちなみに当初は 扉が閉まる音に映像を合わせる つもりだったけど、どう見ても 名探偵コナンのアレ になってしまうのでやめた。今回は笑いを取るつもりはなく 精一杯のリスペクト を演奏動画にしたかったのだ。故に最後のポーズは 推しメン のそれということでご容赦ください。


ベースの音作り

普段より 150~300 Hz を上げてみた
  • ガリガリしない高音

  • 温かみあるミッドロー

  • 飽和しない歪み

今回はこの3点を意識してプリセットをいじってみた。良い感じに仕上がったと思うけどポジションによって音の立ち上がり方が異なるため、なるべく均一に弾くよう心掛けた。Helixのプリセットを置いておくので、よろしければIRをご用意のうえご利用ください。


完成

そして完成した動画がこちら。きっかけからアフタートークまで書きたかったことは表現できたと思うので、あとは動画をお楽しみください。

ちなみに Kolokol の新曲 After The Storm がめちゃくちゃカッコよくて、3月にして今年の個人的レコード大賞になりそうな勢いで聴いている。ファンとしては西羅さんテイストがぎっしり詰まった 3rdアルバム が出てくれることにも期待したい。あとnote勢は 佳凪きの真嶋このみ の記事もチェックするとより魅力が伝わってくると思う。そんなところで今回の推し活話に筆を擱く。

ここまで読んでくれてありがとうございました。


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