ASICS TARTHERE EDGE TENKA
NIKEの厚底を一般のランナーが履きだした。
地元の公園のランニングコースにも、NIKEを履いて「ピョコタン」走っているオジサンが増殖中だ。
底にカーボンの板が入っていて、反発力を推進力に効率的に変えていく仕組みだと言う。
わかり易く言うと、跳び箱の踏切板の原理だ。
僕の勝手な推測だが、反発を得るにはそれなりの「踏み込む力」が必要な訳で、初心者では履きこなせる品物では無い。
増してや、ランニングフォームも、強い前傾姿勢と、爪先着地が必要だ。
僕は、踵着地で、少し腰が落ち気味に「トコトコ」走る典型的なオッサンフォームだ。
55歳、今更、爪先着地に改造した所で、レース終盤、脚が攣るがオチだ。
何より、怪我が怖い。
だから、ランニングシューズ、とりわけ、決戦シューズと呼ばれる物は、薄底を好む。
中でも、アシックスのターサーはトラディショナルなスタイルの靴だ。
真っ赤なボデーはかなり派手だけれど、NIKEの蛍光ピンクより遥かにましだ。オリムピック女子マラソン代表の前田さんと同じモデルだ。
真っ赤なシューズにウエアは全部黒で決めたら格好良さそうだ。
型名は「EDGE」というが、僕が今まで代々履き続けている「ジール」の後継モデルなので、買うべきサイズも、どんな味付けの靴かわかっているから安心できる。
ターサーは靴紐のおさえのテープに「虎走」と刺繍してあるのだけれど、このモデルは「天下」と刺繍してある。
話は脱線するが、NOTEは縦位置で撮った写真が横になってしまうのは、何とかならないものか。。。
しかし、右足は「天下」ではなく、意味不明の「点火」。
魂に火を付けろという意味だろうか??
このあたり、なぜかトンチ系になってしまうところが、今のasicsの混迷ぶりを象徴しているような気がする。
靴底は、ターサーらしく、地面を掴まえて掻き出すデザイン。僕は、こいつの地面を叩く時の「チャッチャッ!」という音が大好きだ。
NIKEは、聴いていると「パカポコ」した音で締まりが無い。
自称「金欠彦」にとっては、他社製品に比べ、格段にソールの減りが少ないのも嬉しいポイントだ。
そして、自画自賛になるけれど、これぞ、ランニングシューズという佇まいが好きだ。
NIKEの厚底は、ゴムの塊にしか見えない。
性能は良いのは認めるけれど、皆さん、あれ格好良いですか??
残念な知らせがきた。
この決戦シューズのデビュー戦だった、3月開催の「古河はなももマラソン」が、コロナ騒ぎで開催中止になってしまった。
4月に「佐渡ときマラソン」があるけれど、このレースはファンランなので、少なくとも来秋までの大会はない。
スピードトレーニングにもガンガン履くから、それまでこいつは持つまいと思う。
試し履きして、合うようだったら、安いうちに同じ物を買い足すつもりだ。
アシックスも今になって、慌てて厚底にシフトを初めてので、この手の「時代遅れ」の薄底シューズが大バーゲン中なのである。
何しろ、NIKE1足でターサーが4足も買えてしまうのだから、、
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