見出し画像

30年付き添った扁桃腺、さらば!

生来扁桃腺の大きな私は、
耳鼻咽喉科へ行くにつけ、「扁桃腺を取ったらどうや?」
と先生に言われてきた。
そして近年は風邪に罹ることも多くなってきたので、
いっそのこと取ってしまおう!と、ついに先生へ紹介状を頼むこととなった。
まずは大きい病院の耳鼻咽喉科へ。
そこで確かに扁桃腺は相当大きいが、睡眠時の無呼吸について調べてからでも遅くはないと告げられ、今度は無呼吸専門のクリニックへ。
普段降りない駅は散策ができるので良い。
帰り道でリードボーの串を食べるなど、通院生活もそれなりに満喫している。
距離も家からバスの乗り継ぎで行ける悪くない距離だ。
そのいびき外来で一晩寝て、見事に無呼吸1時間に100越えという高スコアをマークし、今年度入っていた1日でも入院すれば30万という保険で大儲けし、いよいよ入院当日を迎えた。
意外と入院が好きな私は、1日目をドラクエで退屈しのぎ。
そしてあっという間に手術の日だ。
目が覚めると、早速摘出した我が身体の一部を見せられる。カフリンクスにでもしたい立派な扁桃腺だ。
ここで溶連菌の時のような痛みに気づく。
早速痛み止めを頼みたいが、手術時のチューブと手術にて形成された新軟口蓋の痛みがそれをさせてくれない。
仕方なくスマホに打って伝える。
便利な時代だ。
喉が痛くて元気が出ないので、自撮りをして
インスタのストーリーに投稿する。
「私をこうしたのは扁桃腺とザコシ。」
昨今の事情を踏まえ精一杯ボケたつもりだが、
特にあまり多い頻度で会ってない人からは、普通に心配されてしまった。そんな心配メッセージには、
(cf;真木よう子)とだけ返信する。
手術から丸一日経った。
こんな文章を書く余裕もできた。
明日はより良くなりますように。
酒、パイプ、歌が自由にできる暮らし、帰れよや!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?