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幸せになる方法72 土に触れる

農家の人、家庭菜園をやっている人に朗報。土に触れることで幸せになれるらしいよ。土に住んでいるバクテリアが、幸せホルモンのセロトニンの分泌を促すっていう何だかヤバそうな話だけど。

蚊が出なけりゃ、もっと庭に出るんだけどね。

『どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ』
天空の城ラピュタ シータのセリフより

最近、皆さんは土に触れたでしょうか?ぼくは郊外に住んでいるので、本当に些細な庭があり、その草むしりなど、その管理に嫌気がさしていたのですが、土に触れることが幸福につながることを知って考えを改めました。もっと積極的に庭に出てみようと。

 土に触れる行為とは、家庭菜園や花壇などで、土を掘ったり、植物を植えたり、水やりをしたりすることです。

趣味で土に触れている人も多いでしょうが、実は、心身の健康や幸福度にも良い影響を与えることが研究で示されています 。今回は土に触れることがなぜ幸せに繋がるのか、その理由とメカニズムを紹介します。

まず、土に触れることがストレス解消になる理由を見てみましょう。過剰なストレスは、現代社会における心身の不調の原因の一つですが、土に触れることは自然と触れ合うことで心の安定につながることが分かっています。

自然環境に身を置くことで、交感神経の活動が抑制され、副交感神経の活動が促進されます。これによって、血圧や心拍数が下がり、リラックス効果が得られます。また、自分で育てた野菜や果物を収穫したり、花や香りを楽しんだりすることで、達成感や喜びを感じることもできます。

次に、もっと科学的で微生物学が絡むお話になるのですが、土に触れることで、幸せホルモンのセロトニンの分泌を促すことが分かっています。セロトニンは気分を前向きにしてくれる物質で、幸福な気分を高めてくれるものです。

セロトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンから生合成されるもので、トリプトファンは食事から摂取する必要がありますが、現代人の食生活では不足しがちです。そこで、土いじりの効果が発揮されます。

なんと、土に含まれる微生物が幸せホルモンのセロトニンを分泌する「ニューロン」を活発にすることが期待されているのです。

土壌に生息する細菌マイコバクテリウム・ヴァッカエに抗炎症や免疫調節、ストレス耐性の性質があることが研究で明らかになっており 、この細菌が作り出す特殊な脂質が免疫細胞に作用して、炎症反応を抑えることや 、セロトニン合成酵素の働きを高めることなどが報告されています。

以上のように情緒的にも科学的にも、土に触れることは心身の健康や幸福度に良い影響を与えることがわかっています。

土に触れることは、誰でも簡単に始められる趣味です。小さなプランターや鉢植えでも効果はあるとのこと、あなたが幸せになるための小さなピースなのかも知れません。

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<この記事の参考サイト>
土いじりはストレス解消になる?無意識にガーデニングを好むのは理由がある!

土に触れる生活が心身の健康につながる。抗ストレスの妙薬は「土壌」にあった:研究結果

「土」のなかのバクテリア。その意外な効能から自然とのふれあいの大切さを知る。


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