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幸せになる方法059 サッカーファンにならない

サッカーファンは勝った時の喜びより、負けた時のダメージの方が2.2倍大きいから、トータルで幸福度が低下するっていう衝撃的な研究結果が英国で発表されたんだって。これって、たぶん、サッカーに限らないよね。野球?バスケも?

ダメージ2.2倍の差を埋めるには勝率7割程度が必要

サッカーは世界中で愛されるスポーツですが、サッカーファンは本当に幸せになれるのでしょうか? 英サセックス大学の研究によると、サッカーファンは勝利した時の喜びよりも敗北した時のダメージの方が大きいので、トータルで幸福度が低下するという衝撃的な結果が発表されました。

この研究では、スマートフォンアプリを使って3年間で3万2000人から合計300万の回答を収集し分析しました。その結果、敗北した際にサポーターが心に負う痛みは、勝利の喜びの2倍以上だと判明しました。具体的には、勝つと平均3.9ポイント上がる幸福度が、負けると7.8ポイントも下がるそうです。また、試合前には勝利を期待して幸福度が上昇するため、負けた時の落差が大きくなるということも指摘されています。

このことから、サッカーファンは損した時の恐怖は喜びよりも2.25倍も大きいと言えます。これは経済学的にみれば非合理的な行動です。ではなぜサッカーファンは見続けるのでしょうか? 研究者らは、「単に生観戦することでの興奮を期待しているから」や「ファンはチームが勝てることを過剰に期待するうえ、敗北を経験してもその期待を修正したり学習したりすることがないから」と考察しています。

「学習したりすることがない」とは辛辣です。

これはサッカーに限らず、野球でも、バスケットボールでも、同じことが起きているだろうことは想像に難くないですね。

そう考えれば、強いチームに人気が集中する理由も、見えてきた気がします。しかし、その場合でも7割勝っても、やっと幸福度の収支はトントンなのです。

強かったV9時代の巨人ですら、年間の勝率は一度も7割に達していません。

そう考えれば、幸福論的に限って言えばプロスポーツの応援はオススメできないということになりそうです。

https://gigazine.net/news/20180501-football-makes-fans-less-happy/

https://www.j-cast.com/2018/05/05327585.html?p=all

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