幸せになる方法062 変化する
"幸せ"に慣れて"幸せ"を"幸せ"とは感じなくなる「快楽適応」に対抗する為には「変化」という方法もあるんだって。いつもとは違うことをして"幸せ"の違った面を楽しむってことかな。恋人とのデートで、いつもと違うレストランに行って、いつもと違うメニューを頼むとか?
幸せに新しい服を着せて、新しい照明を当てるような感じ?
前回、人は幸せに慣れてしまい、幸せをもはや幸せとは感じなくなってしまう心理現象「快楽適応」と、その対策としての「感謝」についてお話ししました。
今回は「快楽適応」に対するもう一つの対策「変化」についてお話したいと思います。
「変化」とは、自分の生活や環境に新しい刺激や経験を取り入れることです。
「変化」は「感謝」と同様に「快楽適応」という幸福に対する慣れを遅らせる効果があります。
「変化」することで、「快楽適応」によって鈍くなった感覚を刺激し、新たな喜びを見つけることができます。「変化」する対象は、自分の行動や考え方、趣味や関係など様々です。
例えば、あなたは新しい家を買ったとします。幸せな気分に浸っていましたが、ローンはまだまだ残っているのに家を買った喜びは一年もするとしぼんでゆきます。慣れていくのです。
そこで「変化」です。「新しい家の周りのレストランを開拓する」「DIYを学んで新しい家の庭にブランコを作る」「部屋の部屋の模様替えをする」「新しい家に友人を呼ぶ」「新しい家の近くに川があるので釣りを始める」「階段の踊り場に飾る絵を描くために絵画教室に通い始める」などです。
自分自身が新しいことを始めて「変化」することで、新しい家に対する慣れを遅らせるのです。
新しい家に限らず、結婚、新しい職場など、いろいろな幸せに慣れてしまわないように「変化」を意識するのです。
もちろん「変化」するにしてもバランスは必要です。
あまりに愚かな変化は考えものです。
お勧めなのは迷ったときは、あえていつもの自分が選ばない選択肢を選んでみるという方法です。
迷うという時は自分がどちらを選んでも良いという時なので、その時こそ、いつもの自分に変化を付けるチャンスです。
まったく愚かな選択肢というのはそもそも迷うことすらないので、「変化」として選ぶことはありません。
「どちらでもいいが、どちらかというと、こちらは普段選ばないな」という方をあえて選ぶのです。
いつもと違うレストランに行き、いつもと違うメニューを頼むのです。
これが受け入れられる範囲の「変化」を取り入れる一番簡単な方法です。
これを習慣化することで、与えられた幸せの違う面を味わうことができ、幸せに慣れるのを遅らせ、幸福を長く味わうことができるのです。
まとめ
幸せになる方法の一つは、変化することです。変化することで、「快楽適応」という心理現象によって低下してしまう幸福感を持続させることができます。変化する対象は様々ですが、毎日1つずつやってみることで習慣化することが大切です。変化することで、自分の人生にバラエティや意味を見つけることができます。
<参考サイト>
幸せに慣れて鈍感になってしまう「快楽適応」を避けるためにすべきこと - GIGAZINE
快楽順応 ―快楽のランニングマシン「ヘドニック・トレッドミル」とは?幸福への道に仕掛けられた罠 - 幸福・幸せ研究室 (happiness-study.com)
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