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80年代、あの頃のディズニーランド

小学生の、四年生くらいの頃だったと思う。当時通ってた、公民館の英会話教室で、東京ディズニーランドに行くことになった。たぶん、1987年頃。開演したのが1983年だから、東京ディズニーランドがこの世に生まれて、3年目か4年目の頃だ。その頃の資料が見つからなかったから、表紙で使ってる写真は、そのあと1989年に、家族で行った頃のもの。5周年ってなってる。(プーさんが怖い)。

それまで私は、絶叫系の乗り物に乗ったことがなくてビビッてたんだけど、年上の近所のお兄さんたちにそそのかされて、ビッグサンダーマウンテンに乗せられた。あのときは怖かった。

その頃は、アトラクション一つ一つが有料で、ビッグサンダーマウンテンにはE券が必要だった。500円相当のチケットだ。当時のパスポートというのはただの入場券で、アトラクションに乗るには、別途チケットが必要だったのだ。

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英会話ツアーでは、ビッグ10という10枚綴りの冊子が配られた。A券B券がそれぞれ1枚、C券が2枚、D券E券がそれぞれ3枚ついている。

だから、カリブの海賊と、ジャングルクルーズと、イッツ・ア・スモールワールドに乗ってしまったら、E券はおしまい。ビッグサンダーマウンテンに乗るために、またチケットを買いに行かなくてはならないということになる。だから、何に乗るかというのは、行列に並ぶことと別に、悩ましい問題だったようだ。たびたび立ち止まって、チケットを突き合わせながら、何に乗るかというのを話し合う場面をよく覚えている。私は、年長者が決めた場所に付き従うだけの存在だったのだけれど。

今はもうなくなってしまったのだけど、シンデレラ城の中に、「シンデレラ城ミステリーツアー」っていうのがあった。小説「ミッキーマウスの憂鬱」にも妙に詳しく取り上げられているやつだ。二十人くらいで歩いて回るタイプのアトラクションで、最後に参加者の中から「勇気ある」一人が選ばれて(自薦)、剣で悪者を倒すというもの。その勇者には、「勇者のメダル」が贈られる。私は小学四年生だったし、猛烈アピールの甲斐あって、「勇者のメダル」を手にすることができた。一生の宝物にすると決めたのに、なくしてしまった。

開園から、40年近く過ぎ、いろいろ増えたり変わったりしている一方で、当時と変わらずに魅力を放っているアトラクションも数多く残っているのがすごい。ビッグサンダーマウンテンは今でもお気に入りの一つだ。

あの時一緒に遊んだお兄さんたち、今頃どうしてるかなぁ。

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