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財産という誰しも描ける大河ドラマ

 もうなんか働くのがイヤになってしまって、とっととセミリタイア(Ⓒ大橋巨泉)したいと思い、購入した本。
 当然ながら投資については全くの初心者なのだが、この本は投資についてかなり具体的に、かつ読みやすく書かれている。

毎月1万円で2000万円つくる! つみたて投資・仕組み術 森永康平著(明日香出版社)

 タイトルにある<2000万円>とは、世間を賑わせた《老後2000万円問題》から来ている。一攫千金とか、日銭を稼ぐためではなく、老後の資産形成のための投資の本である。そのためにこれをやったほうがいい、これには手を出さないほうがいい、とハッキリ書かれているから変な誘惑がなくていいですね。
 若い読者向けには、給料を投資に回すだけでなく、昇給に向けて自己投資も惜しまず行ったほうがいい、と書いている。また、築いた財産の相続についても著者ご自身の経験を交えて記し《財産とは大河ドラマ》であると気付かされた。昨今、年齢的に体力的な衰えを感じている私は身につまされて身震いしてしまった。

 身震いした自分が思い出した本がこちら。

親が倒れた!身内が亡くなったときの手続きとお金 中村淳彦著 (株)メディアックス

 今の時代、労働時間に過労死ラインてのも設けられているものの、それを超えたら働かなくていいなんてことはない。なによりも便利さが優先され、経営者が従業員の健康・幸福ではなく『我が事業はインフラ』とか宣っちゃって、もはや労働と死は隣り合わせ。老後資金形成のみならず、自分の死後財産をどうするのか、40代であっても考え準備する必要がある。

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