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95歳に刺激を受ける

「ごめんな。おみやげ何もないんよ。」

おばあちゃんがはじめに発したのはそんな一言だった。
そのあと子供達を見て目尻を下げた。

夫側の祖母で、子供達のひいおばあちゃん。

3ヶ月前に自宅の庭で転倒、骨折。
そのまま運ばれ、コロナ禍により昨日まで顔を見ることはなかった。

おばあちゃんの家は我が家から徒歩5分。
よく運動になるからと子供達に会いにきてくれた。

95歳、福岡の漁師町出身。
おばあちゃんの地元の親戚から度々送られてくる干物、煮干し、ワカメ。
中でも冷凍で届くイカはお刺身にして食べると最高においしい。
よくお裾分けしてもらっている。

大阪でおじいちゃんと出会ったそうだ。
おじいちゃんは私が夫と結婚して一年でなくなった。
一度だけ会った時に「まあ、風呂でも入っていけ。」と言ってくれたのが嬉しかったな。
冬で準備も何もなかったから入らせてもらうことはできなかったけど。
唯一のおじいちゃんとの思い出だ。


昨日のおばあちゃんには本当にびっくりしたなー。
体型は変わらない、顔色も良い、声も元気、目に力がある。

リハビリがんばったんだな。

私は60歳も年下なんだから一生懸命やろう。
具体的に何をというわけではないけれど、日々の色々を。

95歳のおばあちゃんにそんな刺激を受けた1日でした。


10月6日(火)

今日は大好きな友人と、その子の一歳半の子供と公園でピクニックをする。

楽しみだなあ。

その前に子供たちを元気に送り出します。


みなさん、良い1日を。

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