パーソナルカラー診断を受けたら、意外なことがわかった
ずっとパーソナルカラー診断を受けてみたかった。
イエローベース、ブルーベース。
春夏秋冬、というやつである。
元々持っている肌の色や質感、目の色髪の色、唇の色や皮膚の厚みなどでわかるらしいこのカラー診断。
ネット上でも自己診断ができるサイトがたくさんあり、わたしも何度か試したことがある。
しかし自分ではよくわからない項目も多い。
わたしは最初、イエベ秋だと思っていた。
肌はどちらかというと黄色っぽいような気がしていたし、アースカラーを好んで着ていた。
アースカラーが似合うのはイエベの秋、だからそうだろうと。
ところがその後、自分が写っている写真を見ると黒眼がすごく黒くみえた。
わたしは地毛も黒くて多い。
そしてその頃はモノトーンの洋服が好きだった。
黒眼が黒い、地毛が黒くて多い、モノトーンがしっくりくる。
これはブルベ冬の特徴である。
あれ?ブルベ冬なのかなと思い始めていた。
そしてまたまたその後、今度はAIでパーソナルカラーがわかるというサイトで診断してみた。
するとブルベ夏と出た。
たしかにくすみカラーは好きだし、そうなのかなと思った。
結局わたしはなんなんだろう。
すっかりパーソナルカラー迷子になってしまっていた。
先日近所でイベントがあった。
そこでパーソナルカラー診断を、通常よりは短時間で、しかしきちんと資格を持った方が見てくれるブースを見つけた。
ついにこの時が来た!
わたしのパーソナルカラー、結局なんなん?ということで受けてみた。
結果は。。。
なんと!
ノーマークのイエベ春だった!!!
ここまで読んでくださった方のほとんどが、ふーん、あそうなんや、くらいの感想を持たれたかもしれない。
でもここからがとても興味深かった。
イエベ春の人には名前の通り春の花畑のような明るくクリアな色が似合う。
さらにそれぞれ性格にも特徴があるそうだ。
春の性格は好奇心旺盛、天真爛漫、無邪気、自由な発想、遊び心がある、いつもワクワクしていたい。
これを聞いて「わたしは本来そうだった!!」と、長年忘れていたことを思い出したような気持ちになった。
うれしくて、ほっとして、そして気づいてしまった。
わたしはないものねだりをしていたんだな、と。
たとえばイエベ秋の色を着ていた時は大人っぽくなりたかった。
ブルベ冬だと思っていたのは個性的でクールな印象になりたかったから。
最近はブルベ夏の色が好きで、知的に見られたかったのかもしれない。
イエベ春だけは絶対違うだろうと思っていた。
でもそれって全然自分を客観的に見られていないし、本来のすがたを受け入れていないことになるんじゃないか。
もちろんパーソナルカラーが全てではなく、好きな色を着たらいいと思う。
でもわたしの場合はここにまさかのコンプレックスが隠れていた。
大人っぽく、落ち着いて見られたかった。
天真爛漫で頭の中がお花畑な自分を若い頃は長所として受け入れられたのに、結婚したり子供を生んだり年齢が増えていくことで隠したくなっていた。
こういう色が似合いますよと表を見せてもらったら見事に綺麗な色ばかりで、なんかもう半分泣きそうになっていた。
「イエベ春さんはいきいきキラキラしているところが魅力なんですよ」と教えてくれた。
たしかにコーラルピンクの大きな布をあててもらったわたしの目はキラキラしているように見えた。
無理はしなくていい。
元々持っているものを最大限に生かそう。
かちかちに硬化していた大人になってからのわたしに今までお疲れ様と言いたい。
そして明るくてきれいな色の服を買いに行きたくてうずうずしているわたしは、楽しいことが大好きな、やはりまぎれもなくイエベ春人間なのだ。
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