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四季劇場が家にやってくる 16年ぶりのオリジナルミュージカル 「ロボット・イン・ザ・ガーデン」 劇団四季

第三波か?と世間ではお騒ぎ中ですが、健康より大事なものなんてない。手洗い、うがい、帰宅後即シャワーなど、基本に気を付けて、コロナもインフルエンザも、感染しないようスマートに動きたいと思う今日この頃です。諸外国のカオスな状況とは異なる日本ですから、騒ぎすぎず、しっかり安全に経済活動も進むといいと思っております。

そんな中、劇団四季が、この連休中、本日22日と明日祝日23日、ライブ配信を開催してくださいます。今の今まで「舞台は舞台で」という頑固な思いを持ち続けていた劇団四季は、映画館での中継は勿論、DVDすら発売してきませんでした。もちろん、昨今のコロナ禍という事情もありますが、何と言っても大事なのは、このライブ配信が16年ぶりのオリジナルミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」であるという事でしょう。

劇団四季には、大きく3つのジャンルがあります。

①ブロードウェイ(「オペラ座の怪人」など)②ディズニー(「ライオン・キング」など)③劇団四季オリジナルミュージカル

①②に関しては、舞台化の権利など、細かい権利を外国企業からしっかり買い付け、ライセンス契約を組んで上演しているわけです。それには、あらゆる権利の縛りも当然あるでしょう。それとは異なり、③のオリジナルは、劇団四季が基本から作り上げていくわけですから、音楽などの権利も含め、上演だけでなく、クリアランスしやすいという背景もあり、今回のライブ配信にたどり着きやすかったのだと推測します。オリジナルは「ミュージカル南十字星」以来16年ぶりとのこと。

この作品「ロボット・イン・ザ・ガーデン」は、デボラ・インストールの小説が原作であり、長年映画にしたい小説として、有名でありました。映画化も決まったという話も聞こえてきます。その強い原作のミュージカル化に、心を躍らせておりましたが、自由劇場で、早速拝見してきました。500人規模の小さな劇場ですし、一人2役3役当たり前の少ないキャスト構成で作られてはいますが、総出演のオープニングから、心が飛び出るくらいのド迫力で、座っている私たちの感動を引き出し、連れ出してくれます。そこからは劇団四季「ロボット・イン・ザ・ガーデン」の世界へ誘われ、キャストたちと世界を回る旅が始まるのです。

素晴らしい舞台でした。壊れかけのロボットと、人生が止まりかけた男との奇妙な世界旅行。1幕も2幕も泣きました。悲しいのではなく、ただ涙が出るのです。

絵本が分かる子供でも、しっかり感動を理解できる丁寧さがこの舞台にはあると思っています。しかし、やはり原作同様、大人も感動するファンタジーであると、私は確信しました。終演後、私は観劇後の幸せに包まれ、前向きに自由劇場の扉を出て、歩いておりました。遠くでも近くでも、悲惨なニュースや不安な情報が溢れている毎日で、私たちは、きっと辛かったのかもしれない。でも、希望がある。とても近くに実は希望がある。そんな事を、ただ感じていました。

ロボット・イン・ザ・ガーデン  劇団四季 U-NEXTにてライブ配信

11月22日(日)本日!12時半配信開始/13時開演

11月23日(月・祝)12時半配信開始/13時開演

安心のU-NEXTのライブ配信、得にFireTVやAndroidTV内蔵テレビから、大画面の高画質・高音質で、ミュージカルを体感されることをお勧め致します。


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