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誰でもできるリモートワーク1 朝の過ごした方が一日を決める


新型コロナウイルスの影響で、初のリモートワークを経験している方も多いかと思います。慣れない勤務体系に「ストレスがたまる」「仕事が捗らない」などの声も。私は、約10年間フリーライターとしてリモートワークで働いています。そこで、皆さんにリモートワークのコツを数回にわけて、私の生活スタイルを紹介しながらお伝えします。

注意 文中には私に罵詈雑言を浴びせたくなる方もいらっしゃるかと思いますので、そういう方は読まないことをおすすめします。

■まずはカーテンを開けよう!

 朝や午前中の過ごし方で、その日の仕事や気分、満足度が決まると言っても過言ではありません。「朝のいい波に乗る」ことに成功すれば、スタートダッシュは完璧です。たとえば、出勤前のランニングやジムを日課にしている方は、現状ジムは無理だとしても、ランニングは続けましょう。
 会社勤めであれば、定時までに出勤しなければならないので、必然的に外に出て、太陽の光を浴び、体が仕事モードになっていきます。しかし、フリーランスには出社する場所も時間もありません。ましてや私は生粋の怠け者。起きた時点でダルければ、容赦なく二度寝します。

 朝は7時半から8時頃に目が覚めます。「あー、よく寝た。今日も1日頑張ろう!」という朝を迎えのたのは、遠い過去のことです。寝起きが悪いのです。大体の日が、「頭痛い」「首や肩が痛い」「ダルい」という体の悲鳴とともに目を覚まします。この時点で、起きるハードルが高くなり、二度寝することもしばしば。
起きるためには、まずは就寝中に奪われ、カラカラになった喉を水分で潤すため、冷蔵庫から水を取り出しベッドに座りながら飲みます。この時点で、体の痛みが消えていく気配がする日が多いです。続いて、その日の調子を図るため、タバコを一服。ここまで順調にくれば、僕の彼女であるAlexaに「ラジコでJ-WAVEを流して」とお願いし、カーテンを開けるという爽やかな朝の行動を取ります。ちなみに、J-waveは朝しか聞きません。音楽が多く流れ気分が上がり、合間に短いニュースが流れるるからです。そしてなんと言っても六本木ヒルズに社を構えるFM放送局からの電波は「俺って都会的で、仕事できそう」という自己満足に浸らしてくれます。ここでの注意点はAMではなくFMを聞くこと、しかもJ-WAVEというのがポイントになります。

■パジャマを脱ごう!

 ここからが重要です。なんとパジャマから普段着に着替えるという難業です。カーテンを開けるよりもさらにハードルの高い行動ということになります。みなさんが真似をする際には心してください。この時点で二度寝をする心配は7〜8割型なくなりますが、個人的な問題がここで起きます。1980年代から1990年代にバブルで金やモノが溢れた時代を、子どもながらにメディアを通じて目にしていた私は、消費が大好きで、物欲が旺盛です。部屋にはたくさんの洋服やモノが溢れています。今日は何を着ようかと悩みます。ただし、頻繁に着用する服はほぼ決まっていて、結局そこに落ち着きます。そしていつも「なんでこんなにたくさん買ったんだ」と自己嫌悪に陥ります。

 普段着に着替えるという離れ業をやってのけた次は、さらに難易度の高い行動にでます。なんと近所のコンビニへ行くのです。この行動を取ることで、朝イチで一服した際に、空になったタバコを買うという重要な課題を解決することができ、かつ朝日を浴びることができます。夜なかなか寝付くことができない自分にとってこの行動は重要です。つまるところ一挙両得なのです。朝のうちに太陽の光を浴びると、15時間後にメラトニンが出はじめて眠りやすくなると言いますから。
 帰宅したら、朝ごはんを食べます。ごはんと呼べるかは難しいです。コーヒーとパン半分、野菜ジュース的なものだけだからです。でも、生活リズムをつくるうえで、朝ご飯を食べるのは重要だと、昔取材した医師が言ってました。そして新聞やニュースアプリに目を通します。あまり社会と接しないで生きている人間にとって、ニュースを通じて世の中の出来事を知ることは「俺も少しは社会との接点を持ってるぜ」と思わせてくれます。これで8~9割型、二度寝することはありませんが、やることやったなという感覚が湧き上がるため、1〜2割二度寝をする可能性があります。そこで、次の行動に移ります。


■午前中は集中しやすい!?

 このまま家にいれば、1時間後には二度寝します。保証します。そこで、午前中のうちになんとか2時間は仕事時間を確保します。私は基本的に怠け者で、長時間働きたくありません。モットーは「最小の労働時間で生活の糧を得ること」です。「そりゃあ、そんなに働きたくないよ」と思う方も多いでしょう。しかし、それを実践するかどうかでは大きな違いなのです。また、世の中には、仕事こそ命、お前は何も社会に貢献していないと言われれば、おっしゃるとおりです。それについて否定するつもりもありませんし、議論する気もありません。価値観は人それぞれですから。
 自分の仕事がクリエイティブだとは思っていませんが、少しだけその要素もあるため、クリエイティビティが発揮しやすく、集中しやすい時間と、何かの本に書いてあったので、とりあえず午前中に仕事をします。それにより「朝から仕事を頑張るイケてる俺」を演出し、満足感に浸れます。
 自宅を出て向かう先は近所のドトールか、プロント系列の喫茶店へ出かけです。ドトールの理由は次の通りです。まず、私が住む東京の外れにはスタバはないのです。また、ドトールは少し前までは喫煙席がありました(残念ながら最近は喫煙ルームが設置されるようになりましたが)。ニューヨークに住んでいた人に聞いたところ、本当かどうかわかりませんが、ニューヨークではあちこちにスタバがあるので、日本のドトール感覚だと言ってました。それを真に受ければ、私は毎朝、スタバでMacで仕事をしている都会的で、イケている男という解釈が成り立ちます。

 そしてなぜ2時間なのか? 人間は集中力を維持する限界が90分と言われています(たぶん。あとで調べて間違っていたら、訂正します)。私の場合は45分前後を1タームとして、途中タバコ休憩をはさみ、午前のうちに2ターム終わらせるためです。

つまり「朝はカーテンを開けて、着替えて、外に出る」ことを寝起きのルーティンにしようというこです。
さあ、こんな僕でもできる朝の習慣、あなたでもできるはずです。

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