自然と共に楽しいこう!元気に伸び伸びと楽しく学べるTAO

書籍紹介

この本を手にされた、みなさんへ より

みなさん、毎日楽しく過ごしていますか?
最近はコロナウイルスが広がって、大変なこともたくさんあったのではないですか?
学校の授業がお休みになったり、授業のやり方が変わったり、
思い切り遊べなくなったり、お友達と自由におしゃべりが
できなくなったり、なんだかさみしいですね。
つまらないな~と思うこともたくさんあるでしょう。

そんなとき、なんだかいやだな~、イライラするな~、
つまらないな~~、そんな風に思ったり、悩んだり、困ったり、
おちこんだりすることは、誰でもあることなのです。
みんなが不安になり、誰でも答えが見えなくて、
イライラしたりするのです。
でも、大丈夫! どんな悩みも解決して、
楽しくいける方法を教えてくれる先生がいるのです。
それは紀元前の中国に生まれた、老子さま、という先生です。

この本は、このコロナ禍に、
親にもなかなか言えない悩みをかかえて、
我慢している全国の子供さんたちのために、
心を込めて書かせていただきました。
ぜひ親子で読んでいただき、
いっしょに考えていただければ、うれしく思います。

親子で元気になる老子~難問解決 なんでも老子が答えてくれる もくじ

この本を手にされた、みなさんへ

どんなものにも 美 うつく しさも、 汚 きたな いところもある

『老子』第2章より

天下 てんか みな 美 び の 美 び たるを 知 し る、これ 悪 あく のみ。
みな 善 ぜん の 善 ぜん たるを 知 し る、これ 不善 ふぜん のみ。

個性を発見して、褒めて伸ばしましょう

自然 しぜん のまま、ありのままに 行 い こう

『老子』第19章より

素 そ をあらわにし、 樸 ぼく を 抱 いだ き、
私 わたくし を 少 すく なくし、 欲 よく をすくなからしむ。

ありのままの姿が一番美しくて自然です

無理 むり は 長続 ながつづ きしません

『老子』第24章より

跂 つまだ つ 者 もの は 立 た たず、
跨 また ぐ 者 もの は 行 ゆ かず。

楽しく頑張れると、実力が伸びます

道 みち は 大 おお きすぎて 名前 なまえ がつけられない

『老子』第32章より

道 みち は 常 つね に 名無 なな し。 樸 ぼく は 小 しょう なりといえども、
天下 てんか に 能 よ く 臣 しん とすることなし。

大きな、無為自然の個性があるのです

やわらかくて、しなやかなのが 強 つよ い

『老子』第36章より

柔 じゅう は 剛 ごう に 勝 か ち
弱 じゃく は 強 きょう に 勝 か つ。

大切なのは向き合い、いっしょに考えること

本当 ほんとう の 道 みち は 自然 しぜん で、 特別 とくべつ に 輝 かがや いていません

『老子』第41章より

明道 めいどう は 昧 くら きがごとく、
進道 しんどう は 退 しりぞ くがごとし。

無理なく前進すると、早く到着する

欲張 よくば りは、あぶないよ!

『老子』第46章より

禍 わざわい は、 足 た ることを 知 し らざるより、
大 だい なるはなし。

自由に育てることで可能性が伸びる

狭 せま い 道 みち より 広 ひろ い 明 あか るい 道 みち をゆこう

『老子』第53章より

大道 だいどう は 甚 はなは だ 夷 たいら なれど、
民 たみ は 徑 こみち を 好 この む。

決め事は多くしすぎない

元気 げんき すぎると 疲 つか れるよ

『老子』第55章より

物 もの 壯 さかん なれば、 則 すなわ ち 老 お ゆ。

動いたら休んで、陰陽調和を図る

立派 りっぱ な 武将 ぶしょう は 強 つよ がらない  戦 たたか いが 上手 じょうず な 人 ひと は 怒 おこ らない

『老子』第68章より

善 よ く 士 し たる 者 もの は 武 ぶ ならず。
善 よ く 戦 たたか う 者 もの は 怒 いか らず。

子供さんからの、親への信号を受け止める

争 あらそ わないで 勝 か つ 方法 ほうほう

『老子』第73章より

天 てん の 道 みち は 争 あらそ わずして、
しかも 善 よ く 勝 か つ。

頭を柔らかくして、子供さんの話を聞いてあげる

水 みず は 一番 いちばん 柔 やわ らかいのに 堅 かた いものより 強 つよ い

『老子』第78章より

天下 てんか に 水 みず より 柔弱 じゅうじゃく なるは 莫 な し
而 しか も 堅強 けんきょう なる 者 もの を 攻 せ むるに、 之 これ に 能 よ く 勝 か つこと 莫 な し。

親子で、水のように柔らかく強く生きる