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「ママがくるのまってる」って息子が言ってくれる今が、きっと幸せ。


小2息子が、風邪気味だ。


数日前から咳ぽかったけれども、なんとか学校にも行っていたし、いつも通り元気に遊んでいた。

今朝、声が多少しわがれていたが、本人は元気そうなので、学校にも送り出して、放課後は友達とも遊んでいた。

それが今日、帰ってきたら、朝の状態と比べても、ものすごく声が枯れていて、声も小さい。
咳もひどくなっているし、どう見ても、いつものありあまる覇気が、ない。

こりゃ風邪の兆候だということで、ご飯が終わったら早々にお風呂に入って、早めに寝かせることに。

息子はまだ一人で寝るのを寂しいようで、普段から家族みんなで一緒に寝ている。

私は寝るまでに自分の支度に大変時間がかかるので、早く布団に行ける夫に、息子を寝かしつけてもらうことにした。

息子と「おやすみ、またあしたね〜」と言い合ってから、私は娘とお風呂に入った。
しばらくすると、また息子がやってきて、驚く私に向かって。こういった。

「ママがくるのまってる…」

え?!ご指名ですか?!

息子は、体や心が弱っているときは、私と一緒じゃないと寝られないときがあるのたけれど、今夜もそうらしい。

それは仕方ないので、なんとかすこし早めにお風呂を出て、スキンケアして髪を乾かして、取り急ぎ寝室へ向かった。
その時点で、息子が夫と寝室に行ってから少なくとも20分ほどは経っていただろうに、まだ明確に、目が覚めていた。

夫とバトンタッチして、私が息子の横に寝転がる。

息子は、「ママー」と安心したような声で言って、私の手を取り、握りしめた。
そして先程まで寝付けなかったのが信じられないくらい、すっと眠りについた。



彼にとって、まだ私は、こんなにも安心できる場所でいられているんだ、とすごく嬉しかった。

昼間、特にお友達と居るときは、だんだん憎らしいくらい生意気になってきて、「はやく大人になりたい、そしたら大人に怒られないから」って言って、ちょっと大人ぶっている所もある。
少しずつ、親から離れて自立していく様子が、見て取れる。

だけど、家ではまだ少し、甘えてくれる一面もある。
いま、夫と先に寝る時もたまにあるけれど、ほぼ毎晩寝る時になると、3歳下の妹と二人で「ママの隣で寝る権利」の争奪戦が始まる。
寝る前には、「ママ、おやすみぃ〜」と甘えた声で、にっこり笑いかけてくれる。
なんて幸せで、贅沢なひとときなのだろう。

いつか息子とのこんな時間は、全くなくなるんだろうな。
深い眠りについた息子の寝顔を見て、泣きそうになった。
だからこそ、今この時間を、大切に、大切に過ごすことを、どうか忘れないようにしようと、感じた夜だった。

 


明日には、風邪が少しでも良くなっているといいな〜。
 

では、今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!



hona

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