アイタタの記録

齢３０を目前にして、人生初の骨折をしました。

よく聞く「痛くて痛くて眠れない」とか、「３倍くらいに腫れ上がる」とかそういうのじゃない。でも何か動作をすると、しっかりと主張してくる。そんな自己主張低めの骨折でした。

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整形外科へ行きました。

3週間も前に左手を突き指したのが、まだ痛む。
第二間接の節がポッコリと盛り上がったままで歪なのです。
事務仕事、家事、お風呂……何かにつけてじんわり痛むんで、しまいにイライラしてきて、原因をはっきりさせようじゃないかと思った次第です。

診察室に入ると、痛みを訴える間もなく、先生と助手さんがテキパキと診てくれます。触診し、ポージングをばっちり指示してサクッとレントゲン撮影。出来上がった画像を見てすぐ診断が下りました。「剥離骨折」でした。

「骨折ぅ・・・？」

普通にしてたらなーんともない指が、急にズクンズクンと疼きはじめました。気のせいかしら、血の気も引いてきちゃった。
「骨折」という単語ひとつで血の気が引いちゃうなんて、私もカワイイやつよのう。

指のほうは、半分治りかけのような状態だそう。けれども、些細なことで、くっつきかけた骨が筋に引っ張られてペロンとはがれてしまう可能性があるとかで、ちょっこし曲げたまま、固定する必要がありました。
お湯で成型できる素材で、やんわりと指の位置を定めてもらいます。。
「痛かったでしょう」としきりに労わってくださる先生と、助手のお兄さんに丁寧にお礼を言って病院を出ました。

人生初の骨折。
激しい痛みだけが、骨折じゃないんだぁ…。
急に夏めいた日差しを避けるために日傘を広げ、帰路につくのでした。

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ちなみに、突き指をした原因は、キャッチボールです。
某流行り病で外出できず鬱憤がたまったので思い付きでやった遊びでこんなことに。
そこそこの硬球を素手でやり取りしていました。

慣れない運動を、足りない装備でやるもんじゃない。人生は教訓だらけです。

ここまでドンクサいやつは中々いないでしょうが、みなさま、体を動かすときはどうぞお気をつけて。