見出し画像

12月第2週 今週の「本の話」 ベスト3!

3位★「心の可能世界を書きたかった」「ある意味これは“偽史”のようなものなんです」アカデミアを離れた若き俊英による新たなる“心の歴史”

 西洋哲学史を紡ぎ直し、認知科学を辿り、漱石を繙ひもとく――。心という存在の、長大な歴史を語り直す、『生成と消滅の精神史――終わらない心を生きる』が12月14日に刊行になります。ご自身の初の単著である、本書の発売を記念して、著者の下西風澄さんにインタビュー。執筆に辿り着くまでの軌跡や、西洋哲学史の抱える問題などについて語っていただきました。


2位★年末年始に読みたい! 文春文庫 オブ・ザ・イヤー2022

今年も「文春文庫 オブ・ザ・イヤー」の季節がやってきました。
年末年始のお供に、大切な方へのプレゼントに、自分へのご褒美に、おすすめの作品が揃っています。
ぶんこアラのPOP、オビが目印です。是非書店で手に取ってみてください。


1位★シベリアに1000人近い日本女性が抑留されていた!

戦後70年以上、長く沈黙を守ってきた女性たちをインタビューすることに成功し、2014年にNHK・BS1スペシャルで放送されたドキュメンタリー「女たちのシベリア抑留」は、文化庁芸術祭賞優秀賞、放送文化基金賞奨励賞、ATP賞テレビグランプリ優秀賞、ギャラクシー賞奨励賞、NHK放送総局長特賞など、その年のドキュメンタリー部門の賞を総なめにしました。

その番組を担当した女性ディレクターが綴る本格ノンフィクション。ロシア側から初めて提出された女性抑留者の記録「登録簿」の内容も明らかに。


●今週のポッドキャスト

【文學界presents文学への道】⑦文學界1月号の読みどころ

12月7日発売の文學界の特集は「無駄を生きる」。その内容を丹羽編集長と編集部の浅井が紹介します。


著者朗読🎤誉田哲也さん『妖の掟』

文春文庫12月の新刊、誉田哲也さんの『妖の掟』。誉田さんのデビュー作にあたる『妖の華』に続く、シリーズ第2弾。美しく凶暴なまでに一途なダークヒロインの紅鈴。そして紅鈴のとともに時代を超えて生きるパートナーの欣治。闇夜にヤクザと警察とこの世ならぬものが入り乱れる傑作ノワールです。この「妖の掟』から第1章の欣治の一節を著者の誉田哲也さんに朗読いただきました。どうぞお楽しみください。


浅倉秋成が教える「エッセイの極意」――講座「書くをはじめてみよう!」をハイライトでお届けします!

2022年12月14日(水) 20時~、浅倉秋成さんのオンライン講座〈読まれる小説メソッド〉開催決定!!
それを記念し、エッセイの名手でもある浅倉さんが先月、まずエッセイの極意をレクチャーしてくださった講座をハイライトでお届けします。


【オールの小部屋・号外】コロナ禍の別離――宮部みゆきさん菊池寛賞挨拶をノーカットでお届け!

2022年12月2日に開催された第70回菊池寛賞の贈呈式。受賞者のひとりである宮部みゆきさんが語ったのは、コロナ禍で亡くなった大切な人たちへの愛惜の思いでした。いちはやくノーカットでお届けします。


【5分で聴く♪文春新書】③大人の学参『まるわかり世界史』(津野田興一・著)

年号や用語を丸暗記、というイメージの強い「世界史」。しかし、断片的な知識を繫ぎ、大きなストーリーが見えてきたときこそ、その真価が発揮されるものです。中学、高校の授業で習った知識を再起動&アップデイトすると、現在の世界のニュースがよく理解できる!
あなたの頭脳を楽しく活性化させる「大人の学習参考書」シリーズの第1弾『まるわかり世界史』(津野田興一・著)について、文春新書の前島篤志編集長が解説します!


#生成と消滅の精神史 #下西風澄 #女たちのシベリア抑留 #シベリア抑留 #文學界 #文春文庫 #誉田哲也 #妖の掟 #浅倉秋成 #菊池寛賞 #宮部みゆき #まるわかり世界史 #文春新書


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?