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も(2005年07月11日)

2005年07月11日 記

 子どもは2年生の時から「赤ペン先生」を続けている。答え合わせは僕がすることになるわけだが、たかが3年生の問題と高を括っていると、これがけっこう間違えたりする。親のほうが、である。例えば、ひらがなの「も」の書き順。先に「し」から書き始めるか、横棒から書き始めるかという問題である。「も」の書き順については、最近、知育玩具のCMなんかでも取り上げているので、ご存知の方も多いかもしれない。では次に「由」という漢字はいかがか。僕は先に「日」を書いてから最後に縦棒で貫くのだけど、どうやら違うらしい。縦棒は3画目に書くのが正しいようだ。

 あと「氷」。始めに「水」を書いて、最後に「点」をつけるのは不正解。「点」は2画目である。書き順の問題はテキストに頻繁に登場するので、親のほうも模範解答と首っ引きでやらないと話にならない。採点のたびにけっこう緊張する。子供のほうは終わってしまえばあとは「らり~」てなもんで、親の気苦労などまったく意に介していない。今も後ろで「う○こ~」「う○こ~」と叫んでいる。けっこう腹が立つ。

 少々古い本で恐縮であるが『漢字遊び』(山本昌弘/講談社現代新書)という本を引っ張り出してみた。まぁ、漢字のトリビア本である。中に西洋人の名前の漢字表記の例が載っていて、これがけっこう面白かった。例えば以下の漢字。すべて人名。読んでみてください。田舎の暴走族っぽいが、みな歴史上の偉人達である。

1)阿夢森
2)沙翁
3)恵智遜
4)甲比丹屈克
5)古論武士
6)惹安達克
7)馬可波羅
8)紐頓
9)傑里烈遠
10)克勒巴都拉

2024年03月26日 付記

 上記の問題、けっこう忘れている。カタカナ表記が一般的なので、覚える必要もないわけだが、読めなければ読めないで、なんだかもやもやする。

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