登り方はヒトそれぞれ
人生は登山に似ているってどっかの有名な誰かが言っていたと思う。
それに異論はない。
でも登り方は人それぞれだと言うことを気に留めて置かなければいけない。
わたしはむかしの自分と同じ経験をしている人を見ると、そこを抜け出すにはこうした方がいいよ…!っと教えたくなることが結構ある。
それ自体は悪いことではないし、アドバイスを貰うことで、悩みを解決する助けになることもあるだろう。
でもその解決方法を押し付けてはいけない。目指す山頂は同じでも、そこにたどり着くルートはその人にしか見つけることができないからだ。
そんなことわかってるよ!って?いや、これが頭でわかっていても、意外と出来てないときも多いのだよ。人の感情や醸し出す雰囲気というのは、私たちが思っている以上にコミュニケーション上で影響が大きい。だからアドバイスされている側は、してくれている側が強制しようという気持ちを持っていると敏感にそれを感じ取る。
だからこそ、自分自身の歩いたルートが絶対的に正しいという認識はそうそうに捨ててしまったほうが良いだろう。
なんなら山頂も、他の誰かが「ココ」と最初に決めてしまったからそこがひとつの指標になっているだけで、べつにそこを目指す必要もない。
ゆっくり登ってもいいし、スキップしてもいい。たまには寄り道なんかして、ちょっと急ぎたいときは走ったり…。そんなふうに自分なりの歩き方で道を歩いていれば、いつの間にか自分に一番しっくりくる山頂にたどり着いているのではないだろうか。
いま、わたしは社会人になって6年目くらいで、先輩たちから教えられることも学ぶこともたくさんあるけれど、後輩を導くことも増えてきた。
両方の立場を同時に体感できる良い年齢だなと感じている。
だからこそ、アドバイスとの良い距離感を大切にしていきたい。
今まさに自分が歩いている道、それこそが最短ルートなのだから!
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