『ナチの亡霊』読書感想
“Black Order” The Sigma Force Series 2
by James Rollins 『ナチの亡霊』シグマフォース2
ジェームズ・ロリンズ 著
桑田健 訳
シグマフォース・シリーズ2作目。アメリカ国防総省の秘密組織、科学者てしての頭脳を持つ軍人たちからなるシグマフォース2代目司令であるペインター・クロウがヒマラヤで見たナチの遺産「釣鐘」とは?
コペンハーゲンで行われたオークションでダーウィンの聖書を入手しようとしたピアース隊長は狙われ…
毎度毎度、世界各国を飛び回りながら、その地の文化遺産を破壊して人類と世界の平和を守るシグマフォース。ネパールに始まり、南アフリカで終わる、グローバル破壊工作、司令自らがよその土地でドンパチかましてるから、上司も胃薬がいくつあっても足りない。
個人的にはいかにも白人的ヒーローなグレイソン・ピアース隊長より、アメリカ先住民とヨーロッパの混血というペインター司令の方が好きで、映像化されたらキアヌ・リーヴスあたりがいいな、などと思いつつ読み進んだ。
ものすごいページ数で量子物理学について語られるので、その手の話が苦手な方には苦痛に感じられる巻かもしれないが、私個人としては、なんぼ量子物理学の究極兵器とはいえ、え、そんなんで済むの?という最後のご都合主義が、すごくアメリカらしいなー、と、少しおかしかった。
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