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自由と規制の狭間で

『誰もが休憩時間を待ち望んでいる』
そう信じていたのは、過去の私です。

発達障害を抱える人の中には、休憩時間に何をしていいのか分からず不安に駆られてしまう人がいます。何か『すること』が提示されていなければ不安が強まり、結果としてパニックなどに繋がってしまうことも往々にしてあります。もちろん、本人だってそんな状況望んではいません。

発達障害の私の娘がそうでした。何も作業の発生しない時間を受け入れられず、常にスケジュールやすることを求めてきました。余暇時間大好きでダラダラとして過ごしたい私と、緻密な行動を求める娘とが共に暮らしていくのは大変だったんです。家族だからこそ、双方が苦しんでいました。

そして私は、息子を含めた家族全員が暮らしやすくなる均衡点を考え続けてきました。考え行く中で『自由は意外と苦しい』ということに気が付いたのです。

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『自由は意外と苦しい』、そんな話しをいくつかしましょう。

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