見出し画像

リベラルアーツ

『日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)』

を読み終わらせた。磯田道史先生の本はどれもだが、第一次資料すなわち古文書に当たって書かれている。誰が解読したものの話ではない。
古書店や骨董屋さんから新資料を見つけ解読していく。古文書を普通の文章ど同様に読める能力、好きなことを探究する力。さらにはこれが専門という意識を持たず。つねに興味を持ち探している。
さらに古文書を購入、解読後には、あるべき場所へ寄付したりしている。本当に私心がない。講演して頂いた講師料を用いて即座に高額な値がついている古文書を購入などもある。
『無私の日本人 (文春文庫)』

https://amzn.asia/d/4IHEfsH

は映画化されたが、そこにあるのは、自他彼此の心を超えた感覚だと思う。それを実践されていると感じる。
また、歴史を知るとは、今を知ることにもつながる。磯田先生の凄さは、歴史を学び、現代を見て意見を述べることだと思う。

このユーチューブを見ながら、コテンラジオが伝えようとするリベラルアーツの力を感じる。
まあ、何にしろ磯田先生の探究心に古文書もよってくるし、僕も含めて人々は集まってくるのだろう。
寒くて家に閉じこもるときには、ワクワクして意外な発見もある、読むのに最適な一冊。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?