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続…七日経

七日経に関して述べたが、違う家での話。基本、強制的に伺うという話でなく、伺いますが、大丈夫ですか?という形になっている。仕事で無理、接待が面倒、もしくは出来なくて恐縮されるケースもあり、無理やりは避けています。

さて、過日のお宅は、故人が住まわれていたいたたが、施主は2時間ほどかかる他県から前日、仕事を終えてから来られ待たれている。

最初に聞いたときは、仕事どうなってるの?身体に悪いから土日に移動しましょうか?と提案した。

ところが、七日経のためにリモートワークを申請して許可を受けたので大丈夫です。お待ちしています。と夫婦二人で待ってくださっている。

コロナ禍なのでお茶を頂いたりはしていないが、会話をしている。個人的には、少しずつでも、喪失に折り合いをつけていく、一助になれたらと考えている。

布施と布教

過日も書いたが、七日経は布施を包んでも包まなくてもと言っている。時間や手間は確かにかかるが、それ以上に関わりを得られる。

関わりで呆れられたら終わりだが、そこで如何に誠実に向き合い、信頼を得られるか?それが寺院における生命線な気がしている。

布教を即座に教えを説くものと考えるのか?我々の信頼の上で成り立つものと考えるのか?

バランスが必要だが、一住職としては信頼を大切にしたい。

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