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寝不足

金曜日は夜九時から『南無阿弥陀仏と南無妙法蓮華経』をよんだが、今朝は朝6時から読書会。

本日も興味深い本ばかり、

と私的には両書ともに興味深い!

土葬の話は、弔うというところからコミュニケーションの話になり、弔うが生きている、生きていくの向こうにあることになった。

また、サイのものがたりはすごく興味深い。白川静といえば字源といった辞典類をつくられた大学者、そこから絵本が…と感じると読みたくなり、紹介者以外の2人は驚いてかぶりつきで…ダイアローグもその話で…。

さて、私はというと…この朝この動画を見て興奮

当初紹介予定の本を取りやめ、佐々木先生の本…ではなくて、今生きている仏教研究者で佐々木先生のある意味対極に立ち、震災天罰論で物議もかました末木文美士先生の

をご紹介しました。(天罰論では、私自身は反論を書き公表しましたし、先生にもお手紙を差し上げ、丁寧な文章もいただきました。)

本書は十五年前の本ですが、私にとっては衝撃的な本。出て一日で読んだ本です。仏教を疑い、倫理(人間間のルール)を疑い。他者、死者の問題をメインに論じられています。

従来型の法華経解釈に納得がいかず悩んでいた私に光明を与えてくれた本でもあります。十五年前、文献学のトップリーダーとも言える末木文美士先生が、仏教を用いて社会と自分を見つめ、荒野に歩き出した作品です。この考えは後に顕と密の考えになり、多くの作品を生み出していきます。個人的には、ヒロシマ、ナガサキ、靖国の問題と仏教理解につながりかなり考えさせられました。

ちなみに今、本書は名前を変えて以下の本として再販されています


土曜日の朝から頭はフル回転になり、楽しくなる一時でした。

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