王のワイン、バローロ

乙女寮で催される
ワイン会の
如月のメインは
バローロだった。

バローロと言えば
「王のワインにして
ワインの王」が
キャッチフレーズだ。

イタリア北西部
ピエモンテ州産で
セパージュは
ネッビオーロ。

エキスパートの
ミカちゃん選択は
カッシーナ・ゲルチーナの
バローロである。

明るめの赤紫色、
香りが立ち上り、
味わいは上品で軽め、
タンニンが効いている。

トリノのものだけに
静香のイナバウアー、
のけぞる旨さと
褒めておきたい。

ブラックベリーや
プルーンのコンフィ、
そこにミントの
薄荷のニュアンスがある。

サクラが咲き始めた春に
王様のワインが飲めた。
良いワインはいつでも
幸せをもたらしてくれる。