KI銀次郎の一周忌
昨日はKI銀次郎の一周忌だった。
朝は雨が上がり陽の光が差し始め、
さすが晴れ男だなと感服する。
夜には大きな満月のピンクムーンが
にっこりと微笑みかけてくれた。
スマイル、スマイルと言っていた
銀次郎の笑い声が聞こえてくる。
本当に頼もしく優しいいい男だった。
野球とアメフトとゴルフをいつも
こよなく愛するスポーツマンだった。
体が大きくゴルフではドライバーで
300ヤードもかっ飛ばしていた。
シングルになるため30万球を打つと
毎日のように練習場に通っていた。
病気などなるわけないと思っていた
銀次郎が突然、悪性白血病になった。
過酷な抗癌剤治療を行い続けたが、
ついに治ることなくこの世を去った。
葬式に参列した人が葬儀場に溢れた。
多くの人に愛され友人にも恵まれた。
すべて彼の愛すべき人柄によってだ。
いまでもまだ死んだなんて思えない。
どこか遠くで愉しく生きているはずで
逢えないだけだと思えて仕方ないのだ。
でもいつも悲しくて寂しくて仕方ない。
笑おうと思ったって涙が出てしまう。
おーい、銀次郎、元気でやってるか!
大空に向かって叫びたくなってしまう。