JUNさん舟山紅茶
伊豆の舟山に居る
蒸留家のJUNさん。
庭の茶葉を摘んで
紅茶も作っている。
その舟山紅茶を
「呑んでみて〜」と
送ってくれた。
鳥が種を運んで
自然に生えた茶木、
何の種類か分からない。
緑の茶葉を摘んで
紅茶にするのだが、
一芯二葉でなく、
一芯四葉で摘んでいる。
つまり一つの茎に
四つの葉が付いた状態。
これを大ざるに広げて
葉を萎れさせたら揉む。
茶葉の組織が破壊され、
酸化酵素の茶汁が出る。
発酵するってわけだ。
茶葉が発酵すると
カテキンが酸化して
紅くなるのだ。
発酵したものが紅茶で、
させないものが緑茶だ。
つまり紅茶は発酵茶、
香りとコクがあるのだ。
舟山紅茶は揉んだら
湯煎したり密閉して
発酵を促進させる。
艶のある赤銅色になり、
これを乾燥させて、
旨い紅茶となるのだ。
自然の恵みである。
紅茶は熱い湯を注ぎ、
香りを十分に立てる。
舟山紅茶は金柑色で
タンニンが訊いて
いい渋味もある。
アールグレイの感じで、
ミルクティにしてもいい。
2年ほど寝かせたら、
さらに美味しいというが、
今でも十分に旨い!
JUNさんは来年は
日差しをたくさん浴びた
栄養十分の6枚葉で
舟山紅茶を作るという。
自家製紅茶は愉しそう!