『八十日間世界一周』
フランスの作家、
ジュール・ヴェルヌは
1828年ナント生まれの
夢見る冒険少年だった。
科学の発明発見に
興味を覚えて書いた
『気球旅行の五週間』が
人気作品となる。
冒険作家の草分けとして
『地底旅行』や
『月世界へ行く』など
次々と意欲作を発表。
1869年にスエズ運河が開通、
計算に寄れば世界一周が
八十日で可能なことから
ヴェルヌは物語を構想する。
英国紳士のフォッグと
陽気なフランス青年が
刑事に追われながら
インド美人を死から救出。
汽車や汽船に
乗り損ねながらも
ひたすら英国を目指していく
ハラハラドキドキの展開。
1872年の冒険小説は
今も読者を厭きさせない。
読み終わった今、
早速映画を見ることに。
いいなあ、世界一周!
でも僕ならゆっくり回りたい!