便利屋けんけん

背が高く
逞しい肉体。
ボクサーか、
ラガーマンのようだが、
実は便利屋。

しわがれ声で
気に入らないことには
眉根を寄せるが、
笑顔が痛快で
髭も似合う男前だ。

薪を割ったり、
木を伐採したり、
りんご畑で働いたり。
その体を見て、肉体労働を
お願いするのかもしれない。

元は自動車会社の
研究者だった。
インテリだけど、
テニスやサッカー好きの
スポーツマンでもある。

会社が嫌になって
便利屋になった。
農業に携わるようになり、
我が国の問題点が身に染み、
関心事になってきた。

自給自足ができない
今の日本は非常時に
食べるものがなくなる。
そんな緊急事態が
本当に起こるかも知れない。

欧米などの先進国も実は
農業をしっかり行っている。
食べるものを根っこにできない国は
いつか滅びることを
多くの国々が知っているのだ。
便利屋けんけんはその大問題に
マジで立ち向かおうとしている。