歌手、大至
相撲取りから歌手に転向、
大至さんがライブを行った。
代々木上原のMUSICASA。
響きがいいホールなので、
大至さんは銭湯で歌うように、
伸び伸びと楽しく歌った。
発声をしっかり学び、
クラシック歌手のよう。
「愛の賛歌」を滔々と歌い、
皆を驚かせたと思ったら、
谷村新司の「昴」を
気持ちを込めて歌い上げた。
56歳とは思えない
若々しいハリのある歌声。
明るく実直な人柄が
素朴なトークにも反映され、
楽しくくつろぎ笑いありの
ホームコンサートのよう。
「ゴッドファーザー」、
「見上げてごらん夜の星を」
「アメイジンググレイス」と
歌の道を邁進するぞという
メッセージが込められる。
大きな拍手がホールを舞う。
アンコールはオリジナル曲。
「今ある場所で咲く花へ」。
角界を引退したときの、
弟弟子たちの笑顔が瞼に浮かぶ。
涙を浮かべて熱唱した。
今ある歌の舞台で花を咲かせると*。
*大至さんのコンサートは秋にも続々。team_daishi@hallmarks.tokyo.jp