カヌレ・ド・ボルドー

フランス語の講座は
途中のティブレイクが
楽しみである。
なぜならオーナーの
KIRIさんのハーブティーが
とても薫り高いのと、
UENO女史の手作りお菓子が
プロのパティスリーよりも
美味しいからである。

今回のお菓子はカヌレだった。
フランス語でCANNELEと書く。
ボルドーのお菓子なので
カヌレ・ド・ボルドーが正式名。
ボルドー女子修道院で古くから
作られていたそうだ。
卵黄と蜜蝋を使うことと
カヌレ型という小さな型で
焼きあげるのが特徴だ。

このお菓子で卵黄を使うのは
赤ワインの澱を取り除く
コラージュをするために
卵白だけを使用するからだ。
ボルドーワインが大量に醸造され、
卵白がたくさん余ってしまい、
カヌレが考え出されたのだ。
ラム酒やバニラビーンズも
使うので大人の味わいで奥深い。

UENO女史は蜜蝋の代わりに
蜂蜜を使ってカヌレを作った。
外側は黒めの焼き色がつき、
パリッと硬めで香ばしく、
中はしっとりと柔らかい。
食べている間によだれが出るほどで
そんじょそこらのカヌレより美味しい。
フランス語の授業が主なのか、
おやつが主なのかわからなくなるほど。
今回も大満足のフランス語講座だった。