七夕に素麺

七夕である。
短冊に願いごとを書き、
笹の葉に吊す。
この願いごとは
技術上達を願うのが
よろしいという。

ならばサックス上達、
合唱の歌の上達、
フランス語の上達、
さらにゴルフの上達と、
今やっている趣味の
上達を願うことにしよう。

今年の七夕はたまたま
一粒万倍日にあたる。
一粒が万になるわけで、
それぞれの願い事がかなり
上達できるかもしれない。
そうなればうれしい限りだ。

もちろん七夕なのだから、
神様に引き裂かれた
牽牛と織女が年に一度会える日。
あまりの恋に燃えてしまい
仕事をさぼった報いだというが、
ぜひとも逢瀬を果たしてもらいたい。

七夕に食べるのは素麺が習わし。
天の川のような素麺を食べながら、
夜空を見上げるとしよう。
アルタイルの彦星と
織姫星のベガは見られるか。
梅雨空に奇跡は起こるだろうか。