「ハギスに捧げる詩」

1月25日はバーンズナイト。
スコットランドの国民的詩人、
ロバート・バーンズの誕生日。
1757年1月25日に生まれた。
この日の夕食はバーンズを偲ぶ、
バーンズ・サパーと呼ばれる。

ディナーのメインディッシュは
スコットランドの伝統料理、
ハギスが供されてお祝いする。
バグパイプに率いられて運ばれた
ハギスを前にバーンズの詩、
「ハギスに捧げる詩」を朗読する。

この詩を朗読し終えると、
ハギスにナイフを入れる。
バーンズの詩や話をして、
ディナーは盛り上がる。
最後にAuld Lang Syne、
蛍の光を歌って終わる。

ハギスはどんな料理だろう。
茹でた羊の内臓を挽肉にして、
麦とタマネギを刻んで
スパイスを加えてから、
羊の胃袋に詰めて茹でた料理。
スコッチをふりかけたりする。

「ハギスに捧げる詩」の
原題はAddress to a Haggis*。
スコットランド語で書かれ、
綴りも発音もわかりにくい。
内容もペーソスとジョークが
詰まっているのでわかりにくい。

こうしたことから日本語に
訳すのはなおかつ難しい。
ちなみに冒頭を意訳すると、
まさにハギスのこと。
とても微笑ましく、
田舎の素朴さが表れている。

<あなたは誠実で穏やかな表情の
プディングの類いを極めた人、
そうした星の人たちの上に輝く。
胃の腑、臓の腑、腸の腑をもって
あなたの華やかな栄華に
値すること限りなく>

このようなバーンズナイトは日本では
セントアンドルースソサイエティーや
日本スコットランド協会で催されている。
その他にスコティッシュレストランや
スコティッシュパブでも催されるという。
チャンスがあれば参加してみたいものだ。

*「ハギスに捧げる詩」Address to a Haggisは以下が面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=7jOM1ZfJrfI&t=15s
詩のすべての綴りまで載っているものは以下です。
https://www.youtube.com/watch?v=viqyNEdAmsU
スコットランド語を聴くことができるのは嬉しいです。
ハギス料理の説明や写真などは以下が参考になります。
https://www.mytabiuk.com/burns-night/