「タビビトの木」

早稲田の学生街にある
エスニックな喫茶店、
「タビビトの木」の
メニューにはタイの
コーヒーがいろいろある。

タイ産のコーヒーを
ボクは知らなかったので、
とても興味を惹かれた。
香りと味はどんなものか?
店主に聞いてみる。

「タイのコーヒーって
種類がいろいろあるんですね。
たくさん作ってるんですか?」
「いいえ、あまりありません。
知り合いから仕入れています」

「お勧めのタイコーヒーは?」
「チェンライのコーヒーで
アボンゾ・ハニーがいいですね」
青リンゴのような丸みのある酸味、
後味に甘みがあるのだという。

チェンライはタイ最北部の町で
このコーヒーはアカ族が
有機栽培したアラビカ種。
豆の周りにヌメヌメが残った
ミュージレージを乾燥したもの。

ハニーの名がついているのだから
甘い感じのコーヒーだろうか?
もの凄く期待して待つと、
普通のアラビカ種のコーヒー?
いえいえ仄かに青リンゴの感じ、
そして少しの甘みもあった。