おせちは縁起物

重箱に詰めたおせちを
元旦からいただいています。
色とりどりのおせちに
舌鼓をうちながら、
熱燗をくいっと飲みつつ
ひとつひとつの意味を知ります。

黒豆はまめまめしく働くように。
昆布巻きは「喜んぶ」とかけて。
栗きんとんは黄金色の宝物。
伊達巻きは知識が豊富になる。
数の子は子孫繁栄を願って。
田づくりは五穀豊穣を祈って。

かまぼこは神聖な日の出の色と形。
鯛はめでたいの祝いの膳。
海老は長生きできるように。
紅白なますは祝いの水引き。
蓮根は先の見通しがきくように。
里芋は子芋が出来る子孫繁栄など。

おせちのすべてが縁起もの。
いつまでも幸せで暮らせるように。
ひとつひとつを愛おしく思い、
大事にいただいています。
でもちょっと飲み過ぎたかなあ。
うらうらと居眠りしてしまうのです。