心の穴を埋めるために

「人は穴を持って生まれ
その穴を埋めるために
ジタバタして生きるもの」

その穴は人の心の穴だ。
人の心にはぽっかりと
穴が開いているのだ。

暗く寂しく悲しい穴。
だから明るく楽しく
いきいき生きたい思う。

心の穴は埋まったかに見えて
そのうちまた穴が開いてしまう。
埋めても埋めても穴は開くのだ。

しかし人は穴を埋め続ける。
開いても開いても埋め続ける。
神話のシジフォスのように。

止めどなく生き続けるのだ。
虚しさを追い払い努力する。
その努力が貴く愛おしいのだ。