志村さんの遺言

「自分の芸に自分が

厭きちゃいけないよ」

志村けんさんが生前、

ダチョウ倶楽部の面々に

教えて遺した言葉だ。


お客さんに受けた言葉は

何度も使っているうちに

いつか厭きられてくる。

流行り言葉なのだから

仕方がないと思ってしまう。


しかし受けなくなってからが

芸になるかどうかの正念場だ。

心を込めて真剣に言えば

その言葉は再び光り出す。

厭きずに使うことなのだ。


「変なおじさん」も

「怒っちゃやーよ」も

「ダッフンダ」も

「アイーン」も厭きずに

繰り返して本物になった。


これは芸だけの話ではない。

どんなことも厭きずに

繰り返していくうちに

光り輝き自分の財産となる。

財産を自分から捨ててはいけない。


志村さんの言葉を忘れずに

頑張って生きていきたいと思う。