タゴールの詩

ラビンドラナート・タゴール。
1861年生まれ、1941年逝去。
インドの詩人、作曲家、劇作家、哲学者。
アジアで初めてノーベル賞を受賞。
100年もの間、ベンガル人の間で
2000曲以上ものタゴールの歌が
脈々と歌い継がれている。

最も有名な曲のひとつ。
「ひとりで進め」はタゴールの
インドでの影響力をルポした映画、
「タゴール・ソングス」でも
繰り返し登場した歌である。
挫けそうになったとき
自分を励ますことができる。

―ひとりで進めー
もし君の呼び声に誰も答えなくとも ひとりで進め

ひとりで進め ひとりで進め
もし誰もが口を閉ざすのなら
皆が顔を背けて 恐れるのなら
それでも君は心を開いて
本当の言葉を 一人で語れ

もし君の呼び声に誰も答えなくとも ひとりで進め

もし君が引き返すのなら
もし君が険しい道を進むとき
誰も振り返らないのなら
茨の道を 君は地にまみれた脚で踏みしめて進め

もし君の呼び声に誰も答えなくとも ひとりで進め

もし光が差し込まないのなら
嵐の夜に扉を閉ざすのなら
それでも君は一人で雷で
あばら骨を燃やして 進み続けろ