鍼灸師の友人

フライトエンジニアから
鍼灸師に転身した
高校時代の友人、
ホミホミの診療所に行った。

JALでは颯爽とした
制服姿が印象的だった。
それが青い医療服を着て
笑顔で迎えてくれる。

首や肩を解してくれた後、
頭に鍼が何本も打たれる。
怖いので目を瞑る。
じんわり効いてくる感じ。

腰や背中、尻などに
パイオネックスという
小さな鍼がそれぞれの
ツボに貼られていく。

悪いところには
せんねん灸が施され
火が付けられ、
煙が昇ってくる。

およそ2時間も
丁寧に施術してくれた。
お陰様ですっかり
身体が楽になった。

ジェット機に乗っていた
友人が鍼灸師になる。
人の役に立つ仕事がしたい、
それが理由だったに違いない。