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乗り物(テンプレートを利用:車)

乗り物2つめは車です。今回もテンプレートを利用します。
今回作る乗り物は、テンプレートの車の性能そのままを好きなオブジェクトに使う、というものです。

こんなところに使ってます!

筆者のワールドでは実験場以外に今のところ使ってません。

実験場 Ridable Item2

テンプレートを使う

公式の乗り物はテンプレートとして配布されています。

このページではテンプレートが入ったUnityプロジェクトがダウンロードできます。
もしすでに作っているワールドに適用したいときは、プロジェクトのデータの中にある乗り物データをインポートしましょう。

Assetsフォルダ内にあるClusterCreatorKitTemplateをUnityにドラッグ&ドロップすると、乗り物の他いろいろなテンプレートデータがインポートされます。

では、テンプレートの乗り物の車をさっそく出してみましょう。

先ほどインポートしたデータの中からVehicle>Prefabsというフォルダを探してください。その中に乗り物のprefabが入っています。
CarをSceneにドラッグ&ドロップすれば配置されます。
プレビューするとすぐに乗って遊べる状態になっています。

テンプレートのコンポーネント

テンプレートに入っているギミックはいったいどうなっているのでしょうか?馬に比べて加速や減速の設定があり難しそうです。

テンプレート車に入っているギミックの一部

……………もう参りました(汗)
これでも全部ではありません。馬よりも多くなっています。
アクセルやブレーキ、ハンドリングの制御のためにこれだけのコンポーネントが書かれていると推測します。
筆者はほとんど理解できません。
このコンポーネントはそっくりそのまま使ってしまいます。

好きな見た目の乗り物の作り方

乗り物にしたい好きなオブジェクトを用意してください。
実験場ではUnityAssetStoreのStandardAsset内にある車のオブジェクトを使用しています。名前はSkyCarです。大きさもいい感じに調整します。
Colliderがある場合は非アクティブにするか削除してください。

Carをオブジェクト(SkyCar)にぴったり重ねてください。うまく真ん中にくるようにします。

Hierarcyで空オブジェクトを作成します。好きな名前に変更してください。ここではRidable Item2とします。

空オブジェクト(Ridable Item2)の子にCar、さらにその子に先ほど用意した乗り物にしたいオブジェクト(SkyCar)を配置します。

この時点でオブジェクトと車が合体した状態となっています。乗ることもできます。

Carの見た目と乗り降りの効果音は不要なので、Car(下のほう)とSounds内のGetOnGetOffを非アクティブにします。
スピードメーターが不要な場合はSpeedMeter、エンジン音が不要な場合はMotorSoundをそれぞれ非アクティブにします。

コンポーネントはそのまま使用します。

これでできました!テンプレートの車と同じように操作できます!

微調整など

乗る位置や手の位置、姿勢はRidable Itemに設定されています。
Car内に座る位置、降りる位置、手の位置のオブジェクトが入っています。位置を調整してください。

Avatar Override Animationを変更すると姿勢が変更できます。
やり方は公式ガイドを参照してください。
手の位置を削除すると、デフォルトの座る姿勢になります。

さらに自分なりのセッティングをしたい場合はこちらの記事を参照してください。セッティング方法が非常に細かく書かれています。

ほびわんさんがカスタムした車も配布されています。転倒時のリセットボタンやシート調節機能などもついており、いたれりつくせりです。

車は作るのが大変難しいですが、それが面白いところでもあります。
セッティングに挑戦してオリジナルの車を作ってみましょう!

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