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乗り物(テンプレートを利用:馬)

乗り物は乗るのは楽しいけど作るとなるとなかなかハードルが高いですよね。実はテンプレートを利用すると簡単に作れたりします。
今回作る乗り物は、テンプレートの馬の性能そのままを好きなオブジェクトに使う、というものです。

公式では自作の乗り物を作る方法も紹介しています。

こんなところに使ってます!

筆者のワールドでは実験場以外に今のところ使ってません

実験場 Ridable Item1

テンプレートを使う

公式の乗り物はテンプレートとして配布されています。

このページではテンプレートが入ったUnityプロジェクトがダウンロードできます。
もしすでに作っているワールドに適用したいときは、プロジェクトのデータの中にある乗り物データをインポートしましょう。

Assetsフォルダ内にあるClusterCreatorKitTemplateをUnityにドラッグ&ドロップすると、乗り物の他いろいろなテンプレートデータがインポートされます。

では、テンプレートの乗り物の馬をさっそく出してみましょう。

先ほどインポートしたデータの中からVehicle>Prefabsというフォルダを探してください。その中に乗り物のprefabが入っています。
HorseをSceneにドラッグ&ドロップすれば配置されます。
プレビューするとすぐに乗って遊べる状態になっています。

テンプレートのコンポーネント

テンプレートに入っているギミックはいったいどうなっているのでしょうか?地上を等速運動するだけなのでそんなに難しくなさそうですが…?

テンプレート馬に入っているギミックの一部

…こんなにあります。しかもまだまだ下に続いてます。
筆者もはっきり言って理解できません。時間をかけてじっくり勉強すれば徐々にわかってくるとは思いますが、相当ハードルは高いです。
動かすギミックの他にジャンプやアニメーション、効果音のギミックが入ってるためだと思われます。
これを独学で自作するのはなかなかに困難だと思われます。
そこで、このギミックをそっくりそのまま使ってしまおう!というわけです。

好きな見た目の乗り物の作り方

乗り物にしたい好きなオブジェクトを用意してください。
実験場ではCubeを使用しています。
Colliderがある場合は非アクティブにするか削除してください。

馬をCubeにぴったり重ねてください。うまく真ん中にくるようにします。

Hierarcyで空オブジェクトを作成します。好きな名前に変更してください。ここではRidable Itemとします。

空オブジェクト(Ridable Item)の子にHorse、さらにその子に先ほど用意した乗り物にしたいオブジェクト(Cube)を配置します。

この時点でCubeと馬が合体した状態となっています。乗ることもできます。

馬の見た目と効果音は不要なので、Horse(下のほう)Soundsを非アクティブにします。

馬についてるコンポーネントは不要なものはチェックを外します。

ジャンプ機能のギミック

ジャンプ機能が不要な場合はチェックを外してください。使う場合はそのままでいいです。

乗り降りのギミック

乗り降りするときのギミックは不要なのでチェックを外します。

これでできました!乗ってみると馬と同じ操作で動きます。

微調整など

速度調整はSet Velocity Character Item GimmickのScale Factorの数値を変更してください。

回転速度はSet Angular Velocity Character Item GimmickのScale Factorの数値を変更してください。

乗る位置や手の位置、姿勢はRidable Itemに設定されています。
Horse内に座る位置、降りる位置、手の位置のオブジェクトが入っています。位置を調整してください。

Avatar Override Animationを変更すると姿勢が変更できます。
やり方は公式ガイドを参照してください。
手の位置とアニメーションを削除すると、デフォルトの座る姿勢になります。

非常に高度な知識を必要とする乗り物ですが、この方法であれば比較的簡単にテンプレート以外の見た目で作ることができます。
地上を動く乗り物はたくさんあります!いろいろな見た目の乗り物を作って自由な発想で自分の世界を表現してみましょう!

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