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嵐から身を守ろうとしてひたすら勉強

最近「パーツ」という概念を学びました。自分の中に様々な人格があるというようなものです。パーツについて 

学んだ直後にある事件が起こり、トラウマのトリガーが引かれました!同居する70代の母がひどいぎっくり腰になったのです。時が一気に40数年巻き戻されました。母は、体調がよろしくないときや家事で忙しいとき、特に夕食を準備する時には、「察して動きなさい」が口癖でした。

小学校に上がる前~小学生の私は、おろおろするばかり。これが、「お玉取ってちょうだい」「テーブルの本をどけてちょうだい」のような具体的な指示なら、何をすればOKなのかわかり、安心できます。でも、「察して動け」って言われてもねぇ。何をもってOKなのか全くわからず、訳も分からず怒鳴られて、私は怖さに身を縮めていました。

さらにまずいことに、日ごろは企業戦士で家事育児を母に丸投げしている父が、余計なことを言います。いわく「お母さんを手伝うように」「お母さんが具合悪いなら優しい一言をかけよ」のように。私にしてみれば、脅威が倍増、いや、百倍増し?

本能が「あの状況がよみがえった、警戒しろ」と告げました。パーツたちは、私の身を守るために総出で休まず働きました。現実世界で、私は身を固めて緊張を続け(緩むための行動をとらない、そもそも思いつかない)、親という暴風雨から身を守るためにシールドを張りました。

シールドを張るとは、私の場合「勉強に逃げこむ」ことです。勉強しているときは文句を言われない、家族に境界線を侵入されないということを、幼い頃に学びました。というわけで、嵐から身を守ろうとして、ひたすら数学のプリントを作り続けました。滑稽ですよね。しかし、私は文字通り命がけだったのです。

パーツたちの必死の働きに感謝します。そうやって長年私を生き永らえさせてくれたのね💛自己理解が一段と深まりました。

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