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動きと数学のスキル

こんにちは。ホモルーデンスです。

ブレインジムという手法でセルフバランスをしてきた15年を振り返っています。

前回の記事はこちら

インストラクター所属団体の広報誌に連載しているものを、文字起こしします。

えでゅけ2回

塾講師として数学を教える時に不安があるけれど、どうすればいいのか?という話の続きです。いくら勉強しても知識は有限、分からないことは後から後から出てくるので、不安はなくならないでしょう。

数学のスキルを向上させるには、空間、量、数と記号の関連性についての概念を自分のものにする必要があります。そのために動きが役に立つのです。数学と動き?にわかには結びつきがたいでしょうか。でも、考えに煮詰まったときにちょっと散歩に出かけたら、よいアイディアが降りてきたという経験をしたことがありませんか。あれと似ています。数学も、リラックスした状態、あるいはふとした瞬間に良い解法を思いつくことがあります。そのような状態をエクササイズで作り出すことができます。

数学は、自由自在に頭を回す知的な冒険です!先生がこのような状態なら、生徒とのやり取りはスムーズに進み、壁にぶつかっても創造的に乗り越えられるでしょう。以下、実際に私が行った、セルフバランス調整をご紹介します。

高校数学に三角関数という分野があります。記号と公式が多くて、苦手とする人が多い分野です。ある時、少しややこしい問題を解説することになりました。

私が選んだ学習メニューはDLRでした。このエクササイズをすると、身体の左右両側を強調させて使えるので、全身の調和がとれた動き(踊る、スポーツなど)に効果が見込めます。三角関数とどんな関連があるのか不明ですが、エクササイズをしている最中に閃きました。三角関数の情報が盛りだくさんで、私自身が消化不良を起こしていたんだ!エクササイズの後には、情報の関連づけがすっきりしました。まずは、生徒に三角関数の全体像、円運動と波の関数であることを見せようと、思いつきました。

「ブレインジム手引き書」には、算数・数学に役立つエクササイズの一覧が載っています。私は、もう少し柔軟性を取り戻したいと思うときに、これらのエクササイズをすることがあります。すると、びっくりするぐらい数学がやりやすくなります。



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