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サバイバルファミリーのあらすじと映画から学んだ3つの知恵

こんにちは。

2020年コロナ流行の年とされ、私たちはコロナという未知なるウイルスと隣り合わせで生活せざるを得なくなりました。

そんな中、一部では近い将来世界的な食糧危機が訪れる可能性があるとも危惧されています。

食糧危機は貧困国での問題かと思いますが、、、、


「明日は我が身」


もしかしたら日本でも食糧危機は訪れるかもしれません。

映画サバイバルファミリーは生きる知恵を教えてくれ、今の時代だから見るべき作品とも言えます。


あらすじ

物語の中心は東京都内に住む鈴木一家。さえないお父さん、天然なお母さん、無口な兄、スマホがすべての妹。

ある日全国で謎の停電が起き、ガス・水道はもちろん停止。さらに車や時計、手回しの充電器といった生活に必要不可欠なあらゆる電気製品が使用不可能になりました。その為、情報網は人伝い。お金の価値は下がり、水や米の価値が上がるようになりました。

そんな中、鈴木一家は「西日本は停電していない」という情報を頼りに母の実家がある鹿児島へ向かうことになりました。

初めは飛行機で鹿児島へ行こうと空港に自転車で向かいますが、案の定飛行機は動いていません。車・電車・飛行機という移動手段が遮断されているので、自転車で鹿児島を目指します。その道中で、様々な出会いがあり、時には命を脅かすことが起きたり、、果たして鹿児島に無事に着くのかそして停電はいつ終息するのか・・・


感想

お金の価値とは?食べるとは?というところを考えさせられる映画でした。


お金の価値は不変ではない

お金は国民が信頼しているからこそ価値があります。その反面信頼が無くなったらお金に価値はありません。ある米屋で成金系の男性がロレックスとお米を物々交換を交渉しますが、腹の足しにならんとおばあちゃんに一喝されるシーンがあります。

私たちが使用しているお金はただの紙切れでしかありません。生きるために必要なのはお金でなく「水・食料」。それを交換するためのお金なのです。お金の価値が無くなった世界では「水・食料」の方が重宝されており、それはお金よりも価値がある物なのですね・・


現代忘れがちな、命を頂くということ

畑で空腹なお父さんがブタを見つけ、仕留めて窒息させるシーンがあります。そのシーンでブタを可哀想と思いましたが、私は華金の焼肉が好きで好きで堪りません。そう、何か矛盾しているのです。普段何気なく食べている肉や卵は動物の命だということを私たちは忘れがちですが、この作品はそういう道徳的な部分も思い出させてくれます。そして、そのブタを食べるシーン・・・・・


ジブリ級の飯テロですわ・・


サバイバルファミリーを見て感じたいくつかの知恵をご紹介します。


映画から学んだ3つの知恵


知恵1 情報が得れない時に使える交渉術

鈴木家の母、天然かと思いきやナイスプレーを連発するのです。その一つが水の買い占め事件。

自転車で空港を目指している時、ある店では水の価格が「1本1000円」。普通に考えたら高いですよね?鈴木家は当然高いと判断し、スルーして先を急ぎます。しかし次の売店では「1本2,000円」とどんどん値上がっていきます。そしてコンビニでは「1本2,500円」まで上がっていました。しかし人は水がなければ死んでしまいます。

そこで母のナイスプレーが発動します。

「前のお店では1本500円で売っていた」と鎌かけて「いつまで経っても売れない」と言い、「全て買うから1本600円にして」と交渉したところ、成功しました。。

これは主婦の悪知恵というか、情報ツールが人の噂だからこそ、それを裏手にとったとも考えれますw


知恵2 サバイバルガチ勢が教えてくれる水と食料の確保

鈴木家が高速道路で休憩をしている時、ガチ勢のサバイバルファミリーがテントを張って休んでいます。

ガチ勢父は、鈴木家に水の確保の方法を教えてくれます。ガチ勢父曰く、水が染み出している岩場、苔とかが生えている場所は毒素が無いのでペットボトルに貯めていると教えてくれます。そしてちょっと飲むのに抵抗がある人は、熱湯消毒したりするのが良いそうですよ!

ガチ勢母は、食料は天日干しか燻製にした方が良いと教えてくれます。その方が長期保存出来るそうです。天日干しグッズは食糧危機になったらマスクみたく、値が上がりそうですね〜!

ガチ勢息子は、サバイバルを楽しむこと!と教えてくれます。そう、サバイバルは何より精神力も試されるので、ポジティブ精神が生き延びることに繋がりますね・・


知恵3 危機的状況では命が優先、物質に執着しない

鹿児島を目指して進んでいる中、100m程?の川を渡らなければ先へ進めない場面に遭遇します。イカダを作り押しながら、先に荷物と母・妹を岸の向こう側へ運び父・兄は自転車を運ぶため戻ります。そのタイミングで雨が降って来て、急いで自転車を運ばなければいけなくなりました。父と兄は一生懸命自転車をイカダに積んで川を進んでいるのですが、川が雨水で溢れ、勢いが止まりません。これは無理だと悟った兄は運ぶのを諦めて岸まで泳ぎます。しかしまだ自転車を諦めきれない父はそのまま・・

これは、いつまでも物質に執着していると命が無くなるということを表しているのではと思います。父を失った鈴木家はその後、皮肉にも「汽車」と遭遇し、乗せてもらうことになります。川を渡りきった時点で自転車なんか要らなかったのです。

自転車を捨てて命を優先した兄は汽車に乗ることができました。そう、命だけがあれば、何回でもやり直せるんです。そして進めるのです。


おわりに

社会に出れば満員電車や残業。匿名のインターネットでは誹謗中傷。テクノロジーや物が発展し、便利になってきた裏では様々な人の苦しみが見受けられます。そういったところでは、ある意味現代もサバイバルなのかもしれません。

昔の人は集落を作り人々で助け合いながら生きてきました。サバイバルは奪い合いではなく、助け合いだということを改めて感じさせられる映画です。

これから来ると懸念される食糧危機。あなたは奪い合い・助け合い、どのようにして生き延びますか?

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